被害者の声 28 (アンケートより)

 アンケート」にお書きいただきました被害者の皆様のご意見です。

330  2018/4/7  エコキュート 工場 商業施設

「市へ相談しましたが、全く取り合ってもらえず、測定器の貸出さえもできませんでした。そこまで話しができず調査もしてもらえず泣き寝入りの現状です。測定器があるのかさえもわかりません。あまりにも横柄な対応にショックをかくすことができません。

 

329 2018 エネファーム

密集住宅地内での使用には防音・防振設備の併設を義務付けしてほしい。 低周波に対して法的拘束力のある基準の設定、その際に低周波発生時間が長い事による加算も併記」

 

328 2018 エネファーム 24時間換気

「第1種低層住居専用地域でのエネファーム、エコキュートの機器設置廃止、撤去。換気扇の夜間付けっ放しの禁止。エネファームが稼働したその時から、生活が一変した。家で熟睡出来ないのは、本当に辛い。」

 

327 2018 不明

「警察の方、市役所の方に相談しにいきました。市役所の方は、裁判になるとお金がかなりかかることや、アドバイスをいただきましたがむずかしい問題と言うことを教えてくださいました。しかし警察の方に相談させていただいた際は、新人の方は話を聞いてくれようとしてくださいましたが、年配の方は笑いながら、一刻も早く話を終わらせたいというような対応しか取っていただけず、個人で解決するしかないと思ったきっかけになりました」

 

326 2018 エアコン

「官のエネルギー政策と企業の資本的論理が優先され、各地で住環境の破壊が広がっている。 今普及を図ろうとしているエコキュートやエネファーム始めヒートポンプ式エアコン室外機等は、日本のような狭隘な土地に家や店舗や工場が隣接している土地環境下で使用できるようなレベルのものではない。 設置者の利便性や快適性のために、近隣住人が塗炭の苦しみを受けることは、安全で文化的な暮らしを約束する憲法に反するものである。  企業は極限まで騒音や低周波を抑えた機器開発を命題とし、官は設置にあたっての厳しい基準を設定すべきである。

 また近隣住人から騒音や低周波被害の申し立てがあった場合は被害者の声を優先し、設置者に環境の改善策の提示と強制力によって実行を担保すべきものと考える。

  私の場合は、ハウスメーカーが隣家を建築中から騒音被害が出たら対処するよう申し入れしていました。

  冬季になり、ヒートポンプが作動し始めると騒音と低周波に悩まされました。

  ハウスメーカーに健康被害を申し入れ改善策を何度か協議した結果、こちらが要望した内容で設置場所の移動を行ってくれたので解決に至りました。

  でもこれは本当にラッキーなケースと思われます。

  設置者や施工業者の身勝手な理由で、いまなお苦しみを味わっている人たちがいることはとても理不尽なことです。」

 

325 2018 エネファーム

「エネファームやエコキュートなどのシステム廃止」

 

324 2018 エネファーム

「機器のリコール。加害者の逮捕」

 

323 2018 エネファーム

 

322 2018 エコキュート 床暖房

「低周波の基準をつくってほしい」

 

321 2018/2/13エコキュート  エネファーム

「以前測定をご紹介いただいた者です。子供に加え最近わたしも症状が出て、隣家・メーカーと交渉に入ります。症状リストは私の分です」


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被害者の声 27(アンケートより)

アンケート」にお書きいただきました被害者の皆様のご意見です。

 

320 2018/02/09   エコキュート 床暖房  エアコン 

「設置の際、当人および近隣への騒音被害の可能性と、法律違反ではないがガイドラインがあること、既にニュースで問題になっていること、低周波音は20Hz以下でも聞こえたり人体への影響を与え得ることを設置者に周知してほしい。また、問題のある機器に助成金を出さないでほしい。」

 

319 2018/1/31   不明

1年度ほど前から耳鳴りなど異常が出始めて、半年ほど前から音が聞こえるようになり、低周波音が原因ということがわかりました。低周波測定器を持っているにも関わらず、測定知識など不十分で十分な結果を得られない。千葉県庁が低周波測定器を所持しているが、直接の貸出はしてもらえず、市役所経由なら大丈夫なのだが、一度千葉県庁から船橋市へ低周波測定器を貸し出していただいて、測定してもらいましたが、市での調査は限度があり、これ以上できないと、未だに発生源が特定できていない状況です。」

318 2018/1/30   エコキュート 床暖房 パワコン エアコン 24時間換気

 

317 2018/1/29   エコキュート エネファーム エコウィル エコジョーズ 床暖房家庭用機器 その他 

 

316 2018/1/25  エコキュート

「危険な機器を放置するのは何故でしょうか。英文でははっきりと危険という研究報告等散見します。キューバにおける米大使館への攻撃など。安い機械の不具合ために高価な住居を買った意味がありません。

 

315 2018/1/25  エコキュート エネファーム エコウィル 家庭用機器 その他

「参照値はたった30人に30分聞かせただけの実験結果でありしかも被験者のうち一人だけ低周波が聞こえた人のデータは切り捨てている。こんな実験で長期暴露の影響が計れるはずもなく参照値にも何もなっていない。環境庁の対応はひどいもの。のれんに腕押し。自分達がこういった問題に対処する立場という意識は全くない。ただのお役所。愕然とした。国がこれではどうにもならない。 環境庁に参照値はどのような実験から得たのかと尋ねたところのらりくらりと数日待たされたあげく実験方法はお答えできませんと言われた。その後の音響関係の方からいろいろ実態を聞いた。 市の担当もひどいもので私が泣いて抗議したところベテランの女性が親切に対応くださったが市の立場では公平なので何も動けないと。測定は屋内一ヶ所のみ、原因特定はしない、データは測定器の画面を目視のみで抹消なので一切頂けない。15Hz以下に大きな波があったが基準値以下。問題になるのはもっと高いHzだと言われ(極低周波で参照値をこえるには相当大きなデシベルになるためあり得ないと考えているようだった)最初から20Hz以下は対象としていなかった。 他の市の取り組みなど示し、こういった周知をしてほしいとお願いしたがその後何もされていない。残念だ。」

◆314 2017/12/25 エコキュート

◆313 2017/12/20   商業施設設備


◆312 
2017/12/15
  エコキュート・エアコン


◆311 
2017/12/05 
エコキュート
「先進地の自治体が測定など実施しているのに、民民には介入しない。」

被害者の声 26 (アンケートより)

アンケート」にお書きいただきました被害者の皆様のご意見です。

◆310 
2017/12/05 
太陽光発電パワコン メガソーラー

「隣接地にメガソーラーが建設されました。  業者に問い合わせたところ『夜間は運転を停止している』というのですが夜の低周波の騒音に悩まされています。  今日、町役場の生活環境係に初めて相談に行きました。  役場では低周波の音の測定器を持ち合わせていないため県へ調査の依頼をして下さるということでした。  しかしながら行政の対応の為、調査がいつになるのか分からずネットで情報を探していたところこちらのサイトを見つけました。  わらをもすがる思いです。  」

◆309 
2017/11/29 
エコキュート エネファーム

「子どもの症状の原因が低周波かも?と思い当たって、とりあえず計測して特定してからと思いましたが、その入り口さえ自治体にはありませんでした。  これだけ問題件数が増えて環境省・消費者庁も対応しているのに信じられません。 」


◆308 
2017/11/26 
エネファーム


◆307 
2017/11/24 
エコキュート

「胸の息苦しさから循環器内科を受診したら、心筋梗塞の疑いと診断されました。O市やO県の消費者センターは隣家との話し合いをすることしか言いません。健康になるため対策をとってほしいです。


◆306 
2017/11/21 
不明


◆305 
2017/10/18
 エコキュート エネファーム エコウィル エコジョーズ 床暖房の室外機

これから、市の環境保全課が調査してくれます。通常対象は、工場などで一般家庭は通常除外です。  ただ測定値が出ても民民介入は出来ないとのことです。  東電、東ガス、にはこのような団体が声を上げないと知らぬふりをされます。  今もすごい音攻撃がきます。  低周波を知らないで、苦しんでいる人が多いと思います。もしPCが使える状態なら、「雨の音、水の音」が半分くらい音をカットします。  もう一つ、一般病院では解決せず心療内科も行きましたが、先生たちが低周波症候群を知らない。アルツハイマー病の検査もされました。この件をしっかり説明してきました。医療関係にも、アップすることも必要ではないかと思いました。長文で失礼しました。」


◆304 
2017/10/10 
工事

「被害の現状を調べて発表してほしい。法規制なく、海外より遅れている。国民の健康のことなので、迅速に対応するべき。自治体がもっと積極的に取り組んで実態を調査してほしい。全国に専門医が必要と思う。低周波被害について国民に知ってもらうよう取り組んでほしい。」

 

◆303  2017/11/13  エネファーム 床暖 24時間換気


◆302 
2017/10/16
  不明


◆301 2017/9/17
 その他 不明 
   「何とか寝たい。」


特定施設の低周波音による被害

事業施設の空調設備による騒音、低周波音被害の方から、寄稿していただきましたので、ご紹介いたします。尚、事業者名、地名など、公開してもよいということでしたが、管理人の判断で伏せております。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

特定施設の低周波音による被害

A市という田舎町に曾祖父の代から100年単位で居を構えています。祖父が亡くなり、しばらくこの場所は弟が管理していましたが、空き家同然でした。しかし、A市の中では便利な場所であることから、母がこの家を直して住みたいという希望を持ちました。そして二年ほど前から、私が建築関係の仕事をしていることもあり、住みこんでリフォームする事が家族会議で決まりました。

 

☆☆☆

移り住んでみると深夜早朝問わず、斜め前に立つB社からかなり大きな騒音が聞こえるようになりました。
いくらなんでもこれはおかしいと感じ、法律を調べるとどうやら騒音規制法に違反しているらしいと言う事が判別しました。

騒音規制法というのは、生活環境を守るため、市が地域を指定して、その地域の中で騒音公害を及ぼす恐れのある工場などを事前に規制しようとする法律です。住宅街に「工場等」が建築され、何も規制がなかったら、生活環境が害される事が明白です。このような予定される公害を事前に防ぐ事を目的とした法律が、騒音規制法、振動規制法です。騒音被害を及ぼすことが確実視される機械類が騒音規制法や地方自治体による環境保存条例に列記されています。この機器類を「特定施設」と呼びます。一部を例にあげると大型の木工機械や金属加工の大型機械や大型のエアコンの室外機などが「特定施設」に当たります。
 騒音規制法に列記されている様な一般的でない大型の機械を使う工場は、騒音公害を引き起こす可能性が非常に高い。ですから、その敷地境界線上での工場全体の騒音すべてに対し規制値を定めようというものです。ただ実際、工場に機械が設置された後では、是正に時間も費用もかかりますし、市地域住民に被害が及びます。ですから事前に、どのような機械が設置されて周辺地域に被害を出さないようにはどうするのか等の計画書を提出し、行政に許可を受けてから、機械を設置し、設置後計画通りに運用されているか報告や立ち入り検査ができるという二重のチェック機能が規定されています。

 

☆☆☆

ところが、B社は届出自体がなされていませんでした。B社は2階床レベルに当家に向けて大型の産業用の室外機等、様々な機器が10台程度防音処理もせずに設置している状態でした。夏場は連日、空調室外機等をフル稼働で運用され、朝6時から夜10時まで連続して平均で5565dB、最高で70dBを超えるほどの騒音が当家の室内において計測されるほどでした。
 家は振動し、窓を閉めた状態でもB社の空調室外機の音が聞こえる細かな振動まで感じる状態でした。
これは工事現場並みの音量と思っていただいていいかと思います。当然夏場に窓も開ける事が出来ません。また、室外機の消し忘れが頻繁化して、それが24時間続くこともしばしばでした。しかも、B社は地域の中心的な役割を担い、土日もお盆正月も稼働しています。

 

☆☆☆

そして、証拠を突きつけて、何度も何度も市の職員を説得し、とうとう2年ほどかけて昨年の10月初旬に移動工事にまでこぎつけました。ところが、その移動先でも問題の室外機群は当家の方向へ向けられ 、以前の被害範囲から予測すれば、到底騒音が解決されるとは思えない状態でした。そして、11月から問題の室外機が再稼働された瞬間、周辺地域にかなり広範囲にわたり低音のゴーとした音が響き渡るようになりました。

   その低いゴーとした音は雨戸を閉め、厚いカーテンをしても室内に響き渡っています。以前の騒音は音楽をかければまだ眠れていたのですが、今回の騒音はイヤホンすら透過してしまうため、眠れません。そして頭痛やめまいなども発症するようになりました。そして、一カ月ほどで完全に眠れなくなってしまい、精神科で鬱の薬と睡眠薬を処方されるまでになってしまいました。市職員は長い間やり合っていたためか、奇妙な信頼感が芽生え、当家に社員を連れてすぐに状況の調査に来ていただけました。その結果、通常の騒音計で今回の音は法律の範囲内と言う事でした。

☆☆☆

 

 それでも周辺地域にかなり広範囲に低音のゴーとした音が発生している事は確認していただいたので、それが低周波音によるものではないかと言う主張を繰り返しました。その後も話し合いを続け、12月中に低周波の検査をして参照値を超えた場合のみ対応をするという約束をB社から連絡を受けましたが、突然外壁工事をするから検査は三月下旬以降になると言う連絡を受けました。

その代わり朝晩の騒音は配慮する、防音処置はするから騒音は減ると言う主張でしたが、その防音処理とはただ厚い布で騒音源を覆っただけでした。騒音源より100m先で雨戸を閉めて厚いカーテンを閉めても家の中に響き渡る低音を布一枚でどうにかなるわけがありません。

 

☆☆☆

また問題の騒音音源は空調室外機であるために空調負荷によって騒音の被害が変わります。春になれば当然空調負荷は減少し騒音も低周波も小さくなる事は当然予想されるにもかかわらずです。布一枚の事ならば今すぐにでも騒音測定はできるはずであるのに何か恣意的な意図を感じざるを得ません。そのうえ早朝夜間の騒音は気を付けるという約束も頻繁に破られる状態です。苦情を直接に言うとB社は合法の範囲だから配慮はするが、あなたのいい分は聞かないとはっきり言われますし、またB社には工事等の予算に伴う決定権はないと言うことらしいのです。そしてB社本社にメールを送ってもほぼ無視される状況です。こちらで測定しようと考えても県が低周波測定器を持っていますが、個人には貸し出しておらず地方自治体のみの貸し出しだそうです。
 市に県より測定器を借りて計測をしてほしい旨を願い出ていますが、経験がないことを理由に難色を示され現在のところ連絡はありません。現時点ではこの様な状態ですので県の公害審査会に申し立てることも検討しています。


以上

☆☆☆

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公調委 第1回審問傍聴のお願い(火力発電所稼働による住民被害)



「風力発電の被害を考える会 わかやま」
から連絡がありましたので、お知らせいたします。
・・・・・・・

 和歌山共同火力株式会社がリプレースで工場を民家に100m近づけた、燃料・副生ガス使用の 新1号機(出力・14,7万kW)がH26年8月より、稼働し始めました。
 稼働後、工場から180m離れた近隣住民のOさんは体調不良を訴え始めました。可愛がっていた犬も2匹次々と亡くなりました。Oさんの症状や低周波音測定データなどを観ますと発電所からの低周波音による被害と思われます。

 共同火力株式会社に訴えても、何の対応もなされず、H28年7月30日、「公害等調整委員会」に工場からの騒音等による健康被害等の責任裁定申請を行ないました。先日、公害等調整委員会事務局より第1回審問期日の通知がありました。公開が原則で傍聴できるとのことです。 

 興味がお有りの方は傍聴にご参加お願いいたします。

審問日時と場所
  ◎平成30年1月23日(火)午後1時30分
  ◎大阪市東淀川区西淡路1-3-12
   新大阪ラーニングスクエアビル4階 「新大阪駅前カンファレンスセンター」
        (新大阪駅東口出てすぐ。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


参考)#総務省サイト 現在継続している公害紛争事件より

 ●和歌山市における工場からの騒音等による健康被害等責任裁定申請事件
本件は、申請人ら4人は、被申請人の発電設備からの騒音により、精神的苦痛を被っているほか、申請人Aは不安障害に罹患し、また、申請人A宅は本件設備の設置工事又は稼働によりひび割れ等が生じたと主張して、被申請人に対し、申請人Aは損害賠償金793万円等、その他の3人はそれぞれ同731万円等の支払を求めるものです。(平成28年8月1日受付)



エネファーム 健康影響

エネファーム・エコウィルの調査報告書が公表されました。

詳しくは、以下をごらんください。

消費者安全調査委員会から家庭用コージェネレーションシステムから生じる運転音により不眠等の症状が発生したとされる事案の報告書
H29,12,21
概要http://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_011/pdf/report_011_171221_0001.pdf
本文
http://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_011/pdf/report_011_171221_0002.pdf
意見
http://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_011/pdf/report_011_171221_0003.pdf
 




中日新聞
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「低周波音被害の解決までの交渉の経過について」 2

低周波音被害の解決までの交渉の経過について」は、「ちーちゃん」様からお知らせいただきました。交渉中は、機器所有者(隣家)に嫌なことも言われたようですが、交渉相手に資料を手渡し、理解を求めていくうちにハウスメーカーがこの被害を認め、その結果、所有者から機器移設の同意を得られました。ただ、移設で被害症状が収まる場合もあれば、周辺環境によってはあまり効果のない場合もありますので、それだけが気がかりです。ちーちゃん様が、その後、平穏な生活をお送りになっていることを祈っております。

 被害者は機器所有者、製造メーカー(機器販売者)、ハウスメーカーの三者と交渉することになりますが、今まで当会での相談からすると、三者の中で被害に対して強硬な姿勢をとるのはハウスメーカーである場合が多くありました。製造メーカーはある程度、機械が引き起こすであろう問題(製造物責任法)の可能性を知っているからか、移設に応じてもよいというような気配があるのですが、ハウスメーカーが機器の危険性を認めないことが多かったようです。

例えば、「高崎エコキュート裁判」でも製造メーカーよりもハウスメーカーの方が被害を否定し、裁判に至りました。

エコキュートは約5,6万円、エネファームは約15万円の移設費用で、製造メーカーは所有者の同意があれば、移設は可能とする一方、ハウスメーカーは移設も撤去も必要ないという態度を固持した例が他にもいくつもあります。「機器には問題ない。(被害者の)要求に応じることはない。」というハウスメーカーの姿勢に、所有者まで被害を認めなくなってしまいます。機器設置の場所は隣人の寝室や居間に近くとも、所有者側には水回りに近く、寝室からは遠いという、所有者には都合のよい、最適場所にあるはずで、隣人の苦情のために移設するとなれば、お湯の出に時間がかかるなど、所有者側に不都合も生ずるかもしれません。また、高額な費用をかけて購入した機器の撤去など所有者も考えたくもないでしょう。ハウスメーカーは結局、周辺に配慮するといった観点が抜け落ちていた過失を所有者から攻められることを危惧し、強硬な態度をとっていたのかもしれません。

 

しかし、消費者庁消費者安全調査委員会のエコキュートの報告書やエコキュートやエネファームの据付ガイドブックが出て、ハウスメーカーの意識も次第に変わってきたように思います。

あるハウスメーカー社員の話によると、エコキュートやエネファームでトラブルが発生することが関係者の中では、よく知られるようになり、これらの機器を積極的に施主に勧めることは無くなってきたということです。かつては、国の補助金にハウスメーカーも補助金を追加して、これらの機器の普及推進を図っていましたが、今は、施主の希望がある場合に限って設置することが多いようです。エネファームは設置しても採算は取れず、施主の趣味でつけるものという事業者の話も聞いています。現に、エコキュートが大流行だった一時期とは違って、分譲新築住宅の宣伝チラシには、従来型の給湯器しかついていない物件が多くなっているようです。

 それでも、まだまだ被害は発生しており、一旦被害に遭えば、解決が難しいことは変わりありません。交渉で行き詰まり、結局、新築の住宅を手放さなければならなかった方からの相談もありました。当事者同士の話し合いではうまくいかない場合に、当会では、公害等調整委員会(国)ではなく公害審査会(都道府県)をお勧めしますが、自治体は煩わしいことを避けたいのか、公害審査会に申請しようとする被害者に公害等調整委員会をしつこく勧める自治体もあります。公調委や公害審査会に申請しても不受理になったり、棄却されたりする場合もありますし、この公害調停や裁判所での民事調停でうまくいかなければ、残される道は裁判しかありません。裁判は時間とお金がかかり、その上、立証の困難さや今の低周波音を取り巻く状況では、裁判も非常に難しいものです。一旦被害に遭えば、心身の苦しみは言葉に言い表すことができるものではありません。

しかし、販売開始直後の2000年代に被害に遭った方は、今とは比較にならないほど大変でした。ネットが今ほど普及しておらず、情報もなければ、被害者同士の交流はなく、被害者は体調不良の原因が何かもわからず、雲をつかむようなものでした。周囲の無理解の中、茨の道を歩んできた被害者が一人一人、被害を訴え続けてきたことで、ようやくこの被害が世間に知られ始めてきました。

 

今、被害に苦しむ皆様、今までの被害者の苦しみに心を寄せ、ご自身の被害解決を頑張ってください。そして、ご自身の被害をできるだけ多くの人にお伝えください。それが低周波音に敏感になってしまった私たちが安心して住める環境を守ることにもつながります。



風力発電・低周波音被害についての勉強会

和歌山県海南市、紀の川市、紀美野町、有田川町にかけて、日本最大規模の風力発電が建設される計画があります。紀美野町の有志の方々が勉強会(講演会)を開催されます。


勉強会

低周波音被害の解決までの交渉の経過について



低周波音被害の解決までの交渉の経過について

 

エコキュートと24時間換気システムによる低周波音の被害について解決に至ったという、嬉しいお知らせが届きました。交渉の経過について他の被害者の方の参考になればと、詳しく書いてくださいました。ブログ掲載にも応じてくださいましたので、ご紹介いたします。以下、HN名ちーちゃん様からのご報告です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

201612月、隣りに新築が建つと同時に騒音(低周波音)が始まり、ハウスメーカーと我が家とで交渉をしていましたが、エコキュートのヒートポンプを我が家と隣接しない方向へ5メートル移設してもらえました。

騒音の原因は、隣家が設置したエコキュートのヒートポンプと、24時間換気システムでした。

  

交渉相手は建築のプロなので、何を言われても答えられるように知識を高めて、ネットから印刷して、たくさんの資料を準備しました。

  

★準備した資料

A社との話し合いで、使用した資料~

・診断書(精神科で低周波音による症状・耳鼻科で耳の検査)

・ヒートポンプ据付けガイドブック

・エコキュートのメーカー据付説明書

・消費者庁の事故報告書

・被害症状の記録と症状を記した手紙

  

☆その他資料~

・エコキュートに関する新聞記事

・建築ジャーナル

・消費者庁の各都道府県の消費者行政担当への依頼文書

・参議院の質問主意書

・汐見文隆氏の低周波音について

・井坂弁護士のブログ

  

 ★被害発生からエコキュート移設までの経過
  

2016
12

 ほとんど毎日眠れず、両耳を両手で塞いで、布団を頭から被り、必死で耐えていた。

2017
3

 私はエコキュートの仕組みを知らず、外見がそっくりなエアコンの室外機が原因だと勘違いをして、隣家に「エアコンの室外機がうるさい」と伝えてしまった。

4

 暖かくなりエアコンを使わない季節になっても、騒音(低周波音)が続いていたので、原因はエコキュートのヒートポンプだと気付いた。

 エコキュートの仕組みを電気店で聞いたり、ネットで原因と対処方法を調べたりした。

5

 市役所へ相談に行くと、

 「近隣のことなので話し合いが一番です。いきなり市を通して測定され

 るよりも、隣家も直接言われたいでしょう。」

 との対応だった。

 再度、隣家に話しに行った。前回、エアコンの室外機について苦情を伝えていたので、


 隣家は

 「エアコンを夜は早めに止めるようにしていました。エコキュートと室外機は全然仕組みが違いますよね。よく調べもしないで言えますね。

 もう来ないで下さい。 設置時に、騒音は大丈夫かどうかと業者に確認したら大丈夫ですと言われました。騒音があるなら商品として販売されていません。」

 と門前払いとなった。

  

 それから、隣家が、ハウスメーカーA社に連絡を取り、我が家とA社とのやり取りが始まった。

 隣家が騒音に気を遣ったようで、浴室の24時間換気システムを、夜は停止するようになった。突然騒音が小さくなったので、私はエコキュートの設定を変えたから、音が小さくなったとまた勘違いした。

 A社のその後の説明で、エコキュートの設定は一切変えておらず、換気システムを夜に止めただけと言われた。それで、騒音の原因は、ヒートポンプと浴室の換気システムの両方だったと判明。(我が家から2mのところに、隣家のエコキュートと浴室がある。)

 「冬が音が一番大きくなる季節なので、原因がはっきり判明するまで、長期的にお時間を頂きたいです。毎日確認しなくても良いですが、音が大きい日と小さい日があると思うので、うるさい日とかを、また教えてください。」
 A社は、「エコキュートの騒音は昔はあったけど、今は静音で無いです。」と、騒音問題が現在でも続いていることを全く理解していなかった。

8

 私たち夫婦とA社で話し合いをした。

 A社は、当家のような事になって、自分でもネットで調べてみて、初めて騒音(低周波音)を知ったように思う。

  

 以下、A社とのやりとり(赤字は当家、黒字はA社)

 ガイドブックに沿って設置されましたか?

「はい勿論です」

 当家との距離、土地の高低差、大きな窓、全て把握した上で設置されていますよね。ちょうど窓の高さにくることも分かっていましたよね? 一切、予想は出来なかったですか?

 「なかなか、高さを変えることまでは…。お宅も隣近所のことをそこまで考えて建てられていませんよね?」

  

 過去に裁判や新聞沙汰にもなっていることをご存知でしたか?

 「勿論です。」

 目立つけど道路側に設置してある家もありますが、どうしてだと思いますか?

 「一概に騒音が理由で、道路側に設置したとは言えないと思います。」

  

 据付け説明書を見せて、読まれていますか? 騒音の発生の可能性があるので、隣家から距離を離して設置すると知っていましたか?

 「はい勿論です」

  

 原因は低周波音なので、塀や防音をしても意味がないと思います

 外観を優先させていますか? 365日、毎日深夜に稼動すると知っていましたか?

 「東側に移設するのが一番だと思います。隣家もせっかくエコキュートを設置したので、効率よく使いたいです。移設するとホースが伸びて見た目が悪くなるので、東側に5m移設するのが精一杯です。」

 「使い勝手を考えて、風呂から近い位置に設置しました。周り全てのお家のことを考えて、間取りを決めた訳ではありません。うちの家にもエコキュートを設置しているので仕組みは理解しています。  

 製造メーカーB社に連絡をして、お宅が書かれた手紙を見せます。隣家に手紙は見せません。B社に不備が無いか点検確認をします。」

 (手紙のみA社が預かりました。B社に交渉で見せたようです。)

  

 移設しても効果が無かった場合はどうすれば良いですか?

 「どうすれば良いですかね…。」

  

 (A社は撤去を考えてはいなかった。昼間に稼動を変更することも考えてはいなかった。)

9

 消費者庁へ、ヒートポンプと24時間換気システムによる不眠症で、申出書を郵送で提出した。

 B社がエコキュートの動作と位置確認の点検をして、問題は無かったと判断した。

  

 後日、ヒートポンプを我が家と隣接しない方向へ5㍍移設して、隣家とA社が一緒に、我が家に謝りに来た。そして、A社が隣家に、浴室の換気システムを夜は停止してもらえるよう、お願いをした。

 A社からは、「エコキュートの中でも静音の機種で、今回騒音が発生したので、低周波音が原因だったと思います。これからも様子を見て頂いて、また何かありましたら連絡をして下さい。」と言われた。

  

 ★交渉を終えての感想

 騒音問題を、市役所、隣家、ホームメーカーが、一切理解をしていなかったので、理解されるまでにとても苦労をしました。隣家からは門前払いとなり、後に謝罪はありましたが、未だにギクシャクしています。

 第三者による証明で、病院の診断書は必要だと感じました。(精神科の通院は初めてなので、受診するのはとても勇気が入りました。)

 ネットの情報にとても助けられたので、お年寄りとかネットが出来ない被害者の解決は難しいと感じました。

 ハウスメーカーA社が、騒音問題を一切知らずに安易に設置したと認めれば、A社の過失となるので、騒音問題を知らなかったと認めることはありませんでした。

 私の中では、隣家と不仲になってでも、騒音を一生我慢するということは考えていませんでした。

 移設費用は、三者間で平等に支払う事になり、もしそれを断れば、裁判になると感じました。結局、費用はA社と隣家で負担してもらえました。

 自身が健康でないと、ハウスメーカーとの話し合いも出来ないので、(私は激しい怒りでずっと震えていた。)出来るなら寝室を移動させて、体調を回復させてから話し合いをした方が良いと思います。

 音を感じた日時や症状のメモも大事です。  

 

 ★最後に

 少しでも、何かのご参考にして頂ければ幸いです。

 移設してもらえて、被害者の中では、かなり恵まれていると思いますが、隣家から言われた言葉による心の傷と、平穏だった我が家で、突然被害に遭い、毎日隣家を眺めながら生活しているので、深い傷は癒える事が無いと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ちーちゃん様、ありがとうございました。






KRさん、その後

 前記事「留まるは苦痛、逃げるは苦労」で、KRさんのことを書いた。近々、高齢者施設に入居することになっていたKRさんに、事前の体験入居を勧めたところ、KRさんは娘さん家族とともに、確認のために施設を訪れた。娘さん家族は4人で、そのうち3人が低周波音に敏感である。今回の訪問では、KRさんを含めて4人が異常を感じた。前回の見学時には感じなかった低周波音をそれぞれ感じており、「何かあるはず」と周辺を探索したところ、近くの民家にエコキュートを発見した。
 施設は小高い丘にあり、周辺は1軒の民家を除いて野山と畑で、都会の喧騒から隔絶された場所にある。長年、都市部に住んできたKRさんは静謐な環境を求めて、この地を選んだのであろうが、このような場所にさえ、エコキュートは普及している。エコキュートから施設まで約30m。長期間の低周波音による暴露で非常に敏感になってしまったKRさんやご家族には、このような自然の中の環境でさえ、もう住むことができない。



 結局、KRさんは施設入居を諦めることになった。その失望感は半端ではなく、KRさんご主人は失意のあまり、不機嫌な毎日を過ごしていると聞いている。
 KRさんは、安全に暮らせる場所を求め、あれやこれやと検討し、やっと入居可能な施設を探しだした。そして、一室を確保して、あと1室の空きを心待ちにしていた。その気持ちを考えるとかける言葉も見つからない。入居した後で問題が発覚してはもっと大変なことになっていたと思うことで、これもまた受け止めざるを得ない。

 自然災害でもなく、単なる隣家のエコキュートによる被害で、自宅に住めず、難民となった悲劇である。






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