留まるは苦痛。逃げるは苦労。―高齢者の低周波音被害―

 
  低周波音に敏感になってしまえば、「留まるは苦痛。逃げるも苦労」である。現代社会は住みづらく、普通の生活が送られる環境を探すのはそれほどたやすいことではない。

それは低周波音だけではなく、電磁波や化学物質の過敏症で苦しむ人々も同じであろう。私は化学物質に過敏というわけではないが、避難先の集合住宅にあるエレベーターで、強烈な残り香に辟易することがある。多分、たった一人の人間がエレベーターにいる僅かの時間に発散させたものだろうが、これほどまでの匂いが充満することに驚いてしまう。仕事帰りの女性か、あるいは、これから合コンなどで街へ出かけようとする女性か、それとも日常生活でこのような香りを常にまとっている女性か・・・。
  私の場合、嗅覚が刺激されるのが煩わしいという感じで、頭痛や吐き気こそないが、「よい香り」であろうと、それは私にはタバコと同じくらい迷惑な臭いである。エレベーター内で過ごす僅か10秒間ほどの間でも、この女性と同乗するならば、最上階まで階段を上る方を選ぶ。

「匂いが残るベストな柔軟剤の選び方」といったサイトまであるようで、とっさに私は「匂いが残らないベストな柔軟剤」の間違いではないかと思ってしまった。今の柔軟剤は本来の目的以外に衣類への香りづけが重視されているようで、「香水のような柔軟剤」というものまであるという。自分にとっての芳香が、過敏な人の健康を脅かして、喘息などの誘因にもなることを、消費者に知ってほしい。


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☆☆☆


   さて、本題であるが、当会発足前からの仲間であるエコキュート被害者KRさんは、この1年ほどに2回の引っ越しをされた。短期間の度重なる転居の理由は、行く先々で低周波音に悩まされたからである。それでも、平穏な生活は得られなかった。近くにある大型商業施設では、症状が出て、買い物に行くこともできなくなり、小規模店舗で用を済ませているという。
  2回目となった転居は80歳のKRさんには大きな負担となったようで、その後のKRさんの急激な変わりように皆言葉には出さないものの、心配をしていた。KRさんも自覚されているのだろう、今度は高齢者施設を考え、やっと1室を確保したという。あと1室、空きがでればご夫婦で入所できる段階のようだ。ほっとされているKRさんには酷なことではあるが、施設入居後に問題が生じると事態はますます深刻になるので、まず入居の前に試験入居を勧めた。それは、次のようなことがあるからである。
 


建築ジャーナル2009年5月号 p12から
  ご主人がエコキュートによる被害で自死され、残されたJさんは高齢者住宅を検討されたが、結局、断念した。その理由は以下。

13より引用   ( )は管理人補足

主人がなくなり、年金による収入が減りましたから、(エコキュートの)昼夜逆転運転の(電気代)差額負担に応じられず、(所有者に)元に戻してもらいました。高齢者マンションに移ろうとパンフレットを取り寄せましたが、ビジネスホテルのような長い間取りの上に、ポンプ室やエレベーター付近の部屋は「低周波騒音が出る可能性がある」と書かれています。 


★ 当会へのメールから
    ハンドルネーム(HN)「yoake」という方から当会にメールがあった。この方は入居していた有料老人ホームで設備の低周波音で体調を崩し、隣県の老人ホームに転出した。HNは「yoake」で、この言葉は本来、闇から脱出など、希望を感じさせるものだが、この方の場合は、毎日夜明けに目が覚め、また苦しい1日が始まるということから、「yoake」を名乗っておられるのだろう。なんとも辛いHNである。

低周波音から逃れるため、〇〇県の海沿いに来ましたが、実はここの方がもっとひどく、大きいマンション型の老人ホームなので、発生源と思われる場所がたくさん散らばっており、特定できません。毎日、外出したりしています。明け方の症状がひどいことから、診療室の椅子で横になる許可をもらって凌いでいますが、こんな状態の「生」なら、ない方がましと考え、自殺を考えていたところ、このサイトに出会いました。

★ 当会の相談会に訪れた被害者Aさんからの聞き取り。
  被害者のAさんは、ご自身が被害に遭う前に、高齢者施設で設備管理に従事していた。一人の老婦人から深夜に「機械音がうるさい。眠れない。殺してほしい」と懇願されたという。当時、Aさんも施設職員も老婦人のいう「うるささ」がわからず、老婦人に手を焼いていたが、自身が低周波音被害に遭って初めて、それが低周波音による被害であったのではないかと考えが及んだ。

 以上のことから、施設は低周波音被害者にとって、平穏な生活を送ることが難しい場合もあり、十分に下見をして、また体験入居をしてから、決めていただきたいと思う。

☆☆☆

誰もが平穏に過ごせる生活を望んでいる。年齢に関係はなく、誰にとっても苦しみは苦しみで、被害はそれぞれの世代に大きな影響を及ぼしている。しかし、KRさんのような高齢の方が、長年の努力で積み上げてきた平穏な生活をいきなり隣家のエコキュートで壊され、苦しい日々を過ごされるのには心が痛む。加齢とともに健康を害することも多くなり、環境因子から生ずる体調不良は避けられるものなら避けて、余生をできるだけ安らかに送っていただきたいと願う。

  問題解決に時間がかかるうちに、被害者は確実に老いていく。そして、住み慣れた家に戻る希望はなくなり、不安を抱きながら、終の棲家を探していかなければならない。



 

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被害者の声 25 (アンケートより)

2017831日現在、アンケート回答数は  300件です。 アンケートはこちらです。
      

300   2017/8/31 11:15  エコキュート

製品としては、まだまだ未完成な物だと思う。

 

299   2017/8/24 11:36  エネファーム

 

298   2017/8/20 12:41  エネファーム  エコキュート  エアコン
低周波音がなる機械を作るのをやめてもらいたいです。

297    2017/8/19 12:30

不明被害者が少数であるとの事実をもって、問題解決に本腰を入れていないように見受けられる。
企業側で発生を予防しきれなかった問題に対しては、行政が率先して解決への道筋を示すべきであるし、解決事例をもって予防策を策定し、世に広めるべきだと思います。法制化も必要です。

 

296   2017/8/11 7:15  エコウィル

Y市は機器の貸し出しはあるが、それ以上の対策は個人任せ。人口が多い分、相談数も他の自治体より相対的に多いはず(機器の予約、貸し出しは先約が多く長く待った)。この数を集計し、市のWebで公開すべきと考えます。 

 

295   2017/8/10 20:52  エコキュート

市、NPO、メーカー三者で測定実施。環境省の参照値以下であるが、いずれも隣家のエコキュートから低周波音が届いているとの結果。メーカーと交渉してきたが、まともな対応をしてくれない。解決したいが、誰に相談すればいいかわからない。

 

294   2017/8/10 13:33  エコキュート

高気密・高断熱のエコハウスの推奨をやめろ。スマート家電と言う名の公害機器の推奨をやめろ。

 

293 2017/8/6 18:06 商業施設設備 公共施設設備

国・県共に、監督官庁である「地方自治体」と交渉してほしい。しかし、県・市共に測定器がない、借り物は PC に取込み不可。24時間 測定を要求するも、機器が対応できないことを隠している。従って、冬・夏・秋に個人測定を実施。その後、市環境課(市議はオブザーバー)で会議を持ったが、「今! 喋っている音圧は 50 dBですよ」と意味不明の発言あり。「ご家族様や近所の方に聴こえない音に対する苦しみを『どう評価』したらよいか、わからない」と発言。環境省の測定マニュアルでは低周波音が発生していない場合は、低音域の測定も必要とある。また、最初に依頼した女性市議曰く「上位法がないから動けない」と言った言葉も耳に。地方の監督官庁のレヘルが低すぎる。最後に、事故調は「経済優先的な考え」で評価している。腰痛のためブロック注射をすると8分間程聞こえなくなる。

 

292 2017/8/1 エコキュート

最近我が家との距離約50センチに設置されたエコキュートと24時間換気の室外機の低周波音に悩まされ、夜も眠れない状況です。隣家との話し合いも思うように進まず、引っ越しを検討するまでにきています。法整備が整わない中、どのように解決していくべきでしょうか。なにかアドバイスいただけたら幸いです。

291 2017/7/30  エコキュート  太陽光発電パワーコンディショナー  エアコン  その他

スマートハウスの補助金等で推奨し、被害が出ても知らん顔。無責任すぎる自治体。被害がでたら自治体が責任をもって対応してもらいたい。

 

 

被害者の声(アンケートより)

矢面に立つのはあなた? それともメーカー? 被害者と一緒に交渉していただけないでしょうか。


どちらを選ばれますか。」エコ機器所有者様へ

 これは、エコキュート高崎裁判原告で、当会メンバーのSMさんの最新のブログ記事です。SMさんは、公調委調停の取り下げ後、裁判で和解に至り、隣家エコキュートの撤去と電気温水器への交換にこぎつけて、4年半の闘いに終止符を打つことができました。そして、その後もこの被害の未然防止と被害の救済に向けて、熱心に取り組んでいらっしゃいます。この記事からアイディアをいただいて、当ブログでも、エコキュートの所有者の方へのメッセージを書きたいと思います。

★★★


「お宅のエコキュートで、眠れなくなりました。」「体調が悪くなって、困っています。」と、お隣の方から苦情を言われている所有者の方へ


「エコ」だから、電気代も節約できるから、と高価な機械を買ったのに、隣家からまさかと思うような事を言われ、所有者の方も驚かれるかと思います。低周波音って何だろうと、ネット検索してみて、はじめてその存在に気付くかもしれません。

 

「この機械は全然うるさくはないし、これで眠られないなんて信じられない」というのが本心でしょう。一方、「隣家が求める機械の移設には、いくらくらい、費用がかかるのかしら。誰が負担するの?」という、疑問も沸いてくるでしょう。それで、メーカーに問い合わせてみると、「それは生活騒音ですよ。お互い様です。気にする必要はありません。」という回答があり、「やっぱりそうなんだ。お隣が神経質なんだわ。」と納得してしまっているのではないでしょうか。

 

そのせいか、機器所有者の多くは、苦情を訴える隣家に次のように対応するようです。

「国が推進している機械ですよ。法律には違反していません。」「こんな小さな音で、うるさいと言われても困ります。他に原因があるのではないですか。」

そして、次第に近隣関係が泥沼化していき、最悪、裁判という事態に至ってしまいます。

所有者の皆様、どうぞ、メーカーではなく、消費者センターや消費者庁消費者安全調査委員会に聞いてみてください。でも、消費者センターの窓口も熟知していないこともありますので、消費者庁の
家庭用ヒートポンプ給湯機に関する相談対応について(依頼)をご覧になった方がよいかもしれません。

この資料2p1には次のように記されています。

ヒートポンプ給湯機(エコキュート)の運転音が申出者の健康症状の発生に関与していると考えられ、運転音に含まれる低周波音については、申出者の健康症状の発生に関与している可能性があると考えられると結論づけています。低周波音固有の人体への影響の有無及びそのメカニズムには不明な点もありますが、 ヒートポンプ給湯機の設置者は、健康症状の可能性について理解し、低減する努力が求められます。”


また、資料2p8には、移設費用について、メーカーが負担した例を挙げています。

所有者は隣人の被害軽減のために移設することにしたが、設置業者から移設費用の負担を求められた。これに対してセンターは「設置業者が『この位置で大丈夫』と言ったのであれば、それを材料に交渉すべき」旨を助言し、所有者が設置業者と再交渉した結果、所有者の費用負担は不要となった。”

 

 メーカーはひた隠しにしたいでしょうが、メーカーの錦の御旗である「参照値」以下でも、メーカーが負担して、機械を撤去し、より安全な従来型の給湯器に交換もしている例もあります。

 

★★★

 エコキュートの被害はメーカーが言うように、単なる生活騒音ではありません。エコキュートの低周波音は、耳にはうるさくなくとも、健康被害を起こす可能性があるとされています。

 

 それでも、自分に都合よいメーカーの話を鵜呑みにして、隣家の被害に耳を貸さず、トラブルを解消しようとしないのですか。隣家が被害に耐えかねて、避難暮らしをしても、見て見ぬふりをなさるのですか。
 どうぞ隣人の苦しみを想像してください。隣人は、どのようにあなたに自分の苦しみを伝えたらよいのか、悩みながら、勇気を出して、お願いしているのです。機器を所有するあなたが行動をしなければ、隣家は自宅に住めず、避難するしかないのです。あるいは、避難できずに、苦しみもだえる夜を過ごすのです。

そんなトラブルを引き起こすメーカーこそ、あなたは腹をたてる相手ではないでしょうか。

トラブルの危険性がありながら、なぜ、隣家の寝室の直近に安易に機械をメーカーは設置したのでしょう。
日常的に顔を合わせるお隣と、不穏な関係になったのはなぜでしょう。誰だって、隣近所とはいさかいを起こしたくありませんし、まして恨みを買うなんて、まっぴらごめんです。

あなたは、苦情を言ってくる隣家をクレーマーとする前に、メーカーにトラブルの責任を追及するべきではありませんか。
メーカーは売ってしまえば終わり。痛くもかゆくもありません。なぜ、無責任なメーカーの後始末に私たち市民が煩わされて、いがみ合わなければならないのでしょう。お隣の苦しみを理解し、お隣と一緒にメーカーと交渉することはできないでしょうか。

★★★


雑感1


 気がつくと、早朝の蝉時雨が消えてしまっていました。クマゼミのシャンシャンの声が激減し、ミンミンゼミの暑苦しい声もほんの時折、聞こえる程度です。

午後からのアブラゼミも元気なく、ヒグラシの声も、そういえば、この暫く聞いていません。また、ツクツクボウシの特徴的な声を今年は聞かなかったなと思っていると、いきなり、すぐ近くで鳴き始めて昨日はびっくりしました。

管理人の現在の避難先は、40年以上前に開発されたニュータウンの駅近URですが、駅の前に広大な公園があり、豊かな緑が残されています。そのせいか、UR内の樹木にも蝉が多く、昆虫苦手な管理人には夏が苦痛の季節でもあり、毎年、夏の始まりから、秋の訪れを心待ちにしています。

 

 低周波音被害に関していうと、夏はエコキュート被害者にとっての1時休止期ともいえ、症状が軽くなるので、相談は、現在、避難中の方々からだけとなり、そのため、深刻な相談ばかりが相次ぎます。

 

 すでにブログで紹介しました「耐えきれず避難した」様のほか、4軒の方がエコキュート被害で避難生活を送っています。いつになったら、平穏な生活を取り戻せるのか、いつまで二重生活が続くのか、という不安と、不便な生活に苦しんでいらっしゃいます。

 この4件は、消費者庁消費者安全調査委員会(事故調)から報告書が公表された後に発生したものです。据え付けガイドブックに沿わない、杜撰な設置が行われてしまったからで、それで発生した被害でありながら、ひとたび被害が発生すれば、その解決は困難で、結局、避難を選択することになってしまいます。

 もちろん、表面には現れはしませんが、エコキュートの所有者が被害に対し、誠実に対応して、被害が解消した例も多くあるかもしれません。


 しかし、当会に寄せられる相談から判断すると、事故調報告書も、その後、各方面に出された通達も解決には何の役にも立たず、被害未然防止にもなっていません。

 事故調は2年間の調査を行い、その後のフォローアップにも税金を投じているはずです。でも、当会では、その効力を感じることはまったくなく、却って被害者にとって事態は後退しているともさえ感じる事態もあります。
   事故調は、現在の状況をしっかりと把握しているのでしょうか。

 

 エネファームに関しても、事故調の調査結果が公表される時期が近づいていますが、エコキュートと同様、結果は期待外れに終わってしまうだろうと、公害問題の困難さを噛み締めています。





被害者の声 24 (アンケートより)

2017630日現在、アンケート回答数は  290件です。 アンケートはこちらです。
      

290   2017/6/30 10:08         エコキュート         

区の相談、消費者センター等に相談するも、個人的な事の為、裏の方と相談して下さい。との返事。法律相談も解決できない場合は民事と返答される。

 

289   2017/6/7 15:14            エコキュート エネファーム     

まずは一報。発症から一か月が経過しなんとか体力をもどしつつあり。

ここから今後、自治体、当事者への苦情。周波数測定、関係機関への報告等できることを。その時は改めて報告します。 

 

288   2017/5/30 14:35         エコキュート           

5ヶ月前、隣家に新築が建ち、隣家と隣接する民家は我が家だけです。隣家との接地面は2㎡で、そこにエコキュートを設置されました。隣人トラブルになり、隣人がHMに相談し、現在もHMと我が家で交渉しています。

市役所は、「市を通すより直接言われたいでしょ?」との対応でした。匿名でも苦情の届け出は出来ますか? 静音設定がありますか? 音が煩い冬に測定して頂いた方が、解決に向かいそうですか? 全ての原因は、HMが設置距離を無視して設置した、知識の無さだと思います。実際に被害に遭わなければ理解してもらえないのでしょうか。

隣人も騒音問題の被害者になりました。時間、労力を使って挫けそうです。法律とか問題の規模が大き過ぎて…。 

 

287   2017/5/29 22:52          エコキュート エネファーム エアコン      

隣家が建設され、エネファームが設置されてから、夜に周囲が静かになった時間から朝方まで、振動音のような音が断続的に聞こえてきて、すぐに目が覚めてしまいます。壁も若干振動しているような感じがする時もあります。低周波騒音・振動の原因がエネファームかどうか騒音・振動の測定で特定できないかと思います。

また、行政はどこへ相談をすれば良いのか教えていただければありがたいです。 

 

286   2017/5/29 21:28         エコキュート           

家にいたくない。持ち家なのにこれからどうやって生きていけばいいのかわからない。

毎日憂鬱でうつ病のようになってしまい、死にたいと考えるようになってしまった。低周波のせいで自分の人生が無茶苦茶になった。隣のエコキュートがなくなったからといって、また他のお宅が設置したらと思うと不安でたまらない。なぜこんな目に遭わなくてはならないのか。

自治体に行っても測定機もない、何も解決しない。設置ガイドラインも守られていない。

一刻も早く、被害者を救ってください。もう頭がおかしくなりそうです。 

 

285   2017/5/21 3:13            ブロワーポンプ 工場 その他            

低周波音かどうか不明なのですが、高齢の両親には聞こえない一定周期のかすかな音が家のどこの部屋にいても24時間、常に聞こえてきます。はじめは遠くのほうから聞こえてきている音だと思っていたのですが、自分で調べてみると隣接されている工場のキュービクル変圧器付近から聞こえてくることがわかりました。この設備があることは全く知らなかったのですが、音がするようになってから初めて知りました。頭の中で鳴り響く音で眠れないため、夜間22時ころ工場責任者を呼び指摘しましたが、音は聞こえない、設備は関電工のものだから自分たちには触れないし止められないと言われてしまい未だに寝られずの日が続いています。この音は低周波なのでしょうか? どのようにすれば眠れる平穏な日常がおくれるようになりますでしょうか? 緊急事態ですので助けてくださいますようお願いいたします。 

 

284   2017/5/18 20:51         エコジョーズ 

国・自治体で測定、音源の特定、撤去等して欲しいです。

行政は民民不介入の方針でした。近隣の給湯器かもですが不明です。

住宅密集地では隣家とは限らないと思います。経験者や知識ある方の協力が欲しいです。被害のわかる医師も見つからず、同居人は感じないため孤立。思考力も落ち、逃避できる経済力もなく...  低周波音被害難民の受入所があればと思います。

被害をメディアで取上げ、周知して欲しいです。給湯器のCMで被害の増加、更に近隣に設置の恐怖も感じます。

 

283 2017/5/16  その他 不明

低周波音と知らず夜に変な音のしない静かな環境を求め引越し繰り返して、かえって音が酷くなり症状悪化してきました。インバータない旧式冷蔵庫に変えたら楽なので、低周波音被害と考えるようになりました。

役所は被害の酷い夜間測定してくれず、高額機器を理由に?貸出しに応じません。民間業者に借りた機器では何処で測っても測定の度全く違う値になり参考になりませんでした。お金も職も失い途方にくれています。

 

282 2017/5/15 エネファーム

 

281 2017/5/2 不明

測定したら、軽い低周波だとしても、絶え間なくあびてると、かなり健康に支障をきたす。現に、いままでそれほど、苦にならなかったちょっとした音、(車に乗ってるときの、走行音や、冷蔵庫の音など、そういう低周波に近い音に、相当過敏になり、音が苦痛に感じるようになった。)

数値が軽くても、重症になる場合も考慮してもらいたい。


被害者の声(アンケートより)
被害者の声1   被害者の声2   ・被害者の声3 被害者の声4
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 ・ 被害者の声9 被害者の声10 被害者の声11被害者の声12
 ・被害者の声13被害者の声14 被害者の声15  被害者の声16
被害者の声17被害者の声18被害者の声19被害者の声20
被害者の声21被害者の声22・被害者の声23



「低周波音被害 とは何か」

  
低周波音被害とは何か?」

2017年2月15日に、和歌山弁護士会の主催による「低周波音被害を考える」というシンポジウムが開かれました。その時に、基調講演をなさいました小林芳正氏(京大名誉教授 西名阪道路訴訟の原告側調査団長)が「日本の科学者」7月号にレビューを寄せられましたので、紹介いたします。

                  関連記事 「黙殺の音 低周波音」低周波音問題に今後の進展はあるか





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夏の「謹賀新年」

 
    当会「NPO法人STOP低周波音被害」は、2017年7月15日、神戸で勉強会を開きました。オープンスペースで公開セミナーという形で試みで行いましたが、残念ながら、当日お集まりくださいましたのは会員の方がほとんどでした。一般の方はちらりと中を覗いて立ち去っていく方ばかりで、次回からはもっと事前に広く告知する必要を感じました。

 勉強会後の交流会では、皆様それぞれの被害状況や交渉の進捗状況について語り合いました。その中で、エコキュートの被害者Aさんのことをご紹介したいと思います。Aさんは、今年元旦、最後の年賀状をお書きになり、できるだけ多くの人にこの被害を知ってほしいという思いで、そのコピーをいつも持ち歩いていらっしゃいます。


年賀状  




    A
さんは、被害にあって丸5年が経ち、今年は80歳におなりです。昨年やっと、自宅を離れ、避難されましたが、鋭敏になってしまったお体には、避難先でも平穏には過ごせず、わずかな期間に転居を重ね、それでも今尚お辛い毎日を送っていらっしゃいます。足がご不自由で杖を2本使って、地下鉄を乗り継ぎ、長時間をかけて勉強会に参加してくださいました。

 Aさん宅は2世帯住宅で、子世帯は早々に避難生活を始めていましたが、Aさんは心情的にご自宅を離れられず、被害を解決するために、紛争解決センターや、裁判所で調停を行ったものの、和解には至りませんでした。そして昨年、これを最後にと、隣家にエコキュートの撤去(費用は被害者負担)を再度、お願いしましたが、隣家は「(Aさん宅の)健康より、エコキュートが大事。エコキュートがかわいい」と言い放ち、Aさんはついにその地に留まることを諦め、自宅を後にすることになりました。Aさんご夫婦は、1995年の阪神大震災で自宅が全壊となり、新築した2世帯住宅で余生を送っていらっしゃいました。共に暮らしてきた親子2世帯はたった1台の機械で分断され、思い出の詰まった自宅を捨てざるを得なくなりました。

 

エコキュートの低周波音を苦に2世帯6人が自宅に住めなくなり、その結果、被害者宅が空き家になっても、独居の所有者は頑なにエコキュートの撤去を拒否しています。自分の設置した機器がそれほどまでに隣家を苦しめることに対し、良心の呵責など感じないのでしょうか。長年の隣近所の付き合いがありながら、なぜここまで「意地悪」としか思えない行為をするのでしょう。 

 この日、集まった被害者の方、皆に共通しているのは、機器所有者の傍若無人ぶりです。生活を破綻させられ、人生が狂わされてしまった被害者に対し、暴言を吐き、「文句があれば裁判したら。負けないよ。」と怒鳴る所有者です。こうした事態になると、人の心はここまで荒廃してしまうものでしょうか。

 

2014年冬の消費者庁消費者安全調査委員会のエコキュート調査報告書により、「エコキュートの稼働音が健康被害をもたらす可能性があると推測される」との見解が出されたにも関わらず、事業者はいまだに被害の存在を認めようとしません。

所有者は仮に被害を認めなくとも、隣家の窮状を思いやり、その解決のために、何らかの譲歩をすると言うのが人間本来の心ではないでしょうか。

所有者の権利には義務が、自由には責任が伴うはずです。機器の設置について、設置の権利と自由が有るならば、他人に迷惑をかけてはならない義務と責任が伴うのは当然では無いでしょうか。



騒音制御工学会講演会

2017530日、騒音制御工学会の総会があり、その後の講演会に関東在住の当会関係者が3名出席して、講演を聞いてきました。予想どおりの内容でしたが、その要約をお知らせいたします。

 

講演会講師

・環境省行木美弥氏

・青山学院大学特任教授佐藤敏彦氏

 

★佐藤氏について
佐藤敏彦氏は公衆衛生(特に疫学)の専門家で、数少ない医学系研究者として長年、以下の環境省各委員会や消費者庁消費者安全調査委員会(事故調)にも関わってきました。佐藤氏の主張はおそらく現在の騒音制御工学会の主流の考え方だと思われ、現在、調査中のエネファーム・エコウィルの報告書にも少なからず影響があるかと思われます。調査報告書が被害未然防止に役立つものであるようにという被害者の期待を裏切ることのないよう願っております。
    ☆ 佐藤氏の経歴
  

    ①参照値について

・低周波音問題対応のための「手引」検討委員(H16年)

②風力発電について

風力発電施設の騒音・低周波音に関する検討調査業務(H25年)

・風力発電施設から発生する騒音等の評価手法に関する検討会委員(H25年)、

風力発電施設から発生する騒音等の評価手法に関する検討会委員(H28年)

 ③家庭用給湯器について

・消費者庁消費者安調査委員会専門委員(H24年~)

    ヒートポンプ(エコキュート)(H24年~H26年)

    コージェネ(エネファーム・エコウィル)(H27年~)

 

★講演内容について要約 (資料配布はなし)

☆A ”日本の環境行政” 環境省大気生活環境室室長 行木美弥氏

  騒音および低周波音の「苦情」に対する環境省の取り組みを紹介。

  

低周波音は平成19年頃から、急激に増加(全体の2%)。平成22年からは風力発電が「いろいろと話題になってきたので」、取り組みが始まる。

 平成28年に「風力発電施設から発生する騒音等の評価手法に関する検討会報告書(案)」公表。これからグラフを引用し、「知見」として以下を上げる。

1.     「低周波音は聞こえないレベル」

2.     「風車から低周波音はそんなに出ていない」

3.     「よって風車は低周波音の問題ではなく、騒音の問題」

4.     「騒音として耳につきやすい、スウィッシュ音でアノイアンスがある」

5.     「静かな環境だと煩わしさが上がる」

6.     「風車による景観の阻害や金銭的なことも煩わしさに影響する」

 

  風車騒音の指針についても、例の「+5dB」のグラフで説明。

 

☆B ”騒音・低周波音の人への健康影響 -わかっていること、わかっていないこと、今後調べるべきこと- 青山学院大学(社会情報学研究科特任教授)佐藤敏彦氏
     「講演要旨」
   1.     中世の医者(錬金術師でもある)パラケルススを引き、「毒かどうかは量の問題。曝露の量が問題」

2.     「今日は量の問題を強調したいのと、論文は批判的吟味が必要、ということを言いたい」

3.     「低周波音曝露による特異的な健康影響はあるのか。専門家と専門家以外の人の間に認知の差が生じている」

4.     「ネットで『低周波音は恐ろしい』と書いているところがあるが、本当にそうか」

5.     「名古屋大学の加藤氏[1] が、『低周波がマウスの平衡感覚を崩す』という論文を発表したが、これにも批判はできる。しょせん、動物の実験は人間のエビデンスにならない。人間の結果が優先される」

6.     「疫学的因果関係は、「関係ある」というのは大変だが、「関係ない」というほうが実はより大変」

7.     「低周波音の曝露量が少なければ、納得性が少ない。そんな量で心臓に影響があるか」

8.     「日本で2015年、鹿児島で風車環境の調査をしたが、回収データが少なくて話にならない」

9.     「疫学はあまり役に立たない。エコキュートで1万分の1の人が体調を崩す。コホート研究も断面研究も、人が少なすぎると有意差なしとなる」

10.  「低周波音に感受性の高い人がいるのか」

11.  「発達障害の人は音に敏感だ。こう言うと問題があるのかもしれないが、これは事実」

  

「今後調べることについて」、

1.     「なぜ個体差が出るのか。同じ家に住んでいても影響の出る人と、そうでない人がいるのか」

2.     暴露感覚が無い暴露レベルで身体に影響は起こりうるのか(内耳への影響の客観的評価)

3.     症例を集積して「高感受性」の有無と、その要因を調べる。

4.     「より洗練された、説得力のある疫学研究法が必要」

5.     「因果関係の説明はゴールではない。存在する健康問題の解消こそがゴール」

6.     「そのために『診断治療』という手段もある。言葉や精神安定剤だ」

7.     「社会を少しでもよくしようという気持ちをつねに持ってやりましょう」

 

「質疑応答」

Q  「弱者救済が必要。切り捨てるのはまずい、高感受性の人たちにアプローチするべき、という

社会情勢になっている。どう判断すればいいと思うか」

A  「非常に難しい。高感受性の正体が明らかになっていないのが困る。どうしたらよいか、分か

らない。」

 

 

★参考資料

佐藤氏のお話の中で、『低周波がマウスの平衡感覚を崩す』という加藤氏の研究が引用されておりました。調べてみると
二つヒットいたしました。

  ・物理的環境ストレスが誘発する内耳障害 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjh/72/1/72_38/_article/-char/ja/
  ・環境ストレスと関連する聴覚系疾患の解析https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjh/70/2/70_100/_article/-char/ja/
 


[1]名古屋大学医学系研究科(環境労働衛生学)加藤昌志教授  


長時間連続稼働の給湯器がもたらす悲劇


 今までお知らせしてきましたように、消費者庁消費者安全調査委員会が2012年よりエコキュートをはじめとする給湯器の調査を行っており、それをきっかけに、この問題はマスメディアにも取り上げられるようになりました。私たち被害者の努力で、確かに低周波音問題に関する世間の認知は進んできていますが、それでも、まだまだ世間の理解の無さから、給湯器を原因とする悲劇は各地で起こっております。「たかが隣家の給湯器ごとき」で、なぜ、これほどまでに生活が破壊され、人生を翻弄される人が後を絶たないのでしょう。

 このブログは、国や自治体の行政職の方もご覧になっているようですので、現状を知っていただきたく、当会掲示板より被害の1例、HN「耐え切れず避難した」様(Aさん)の事例を紹介いたします。

 

Aさんは、自宅を新築し、家具も新しく揃えて、希望に満ちた生活を送るはずでした。しかし、近隣のエコキュートにより、その生活が一変してしまう悲劇に見舞われました。厳寒の季節、苦しさのあまり室内におられず、玄関の外で布団にくるまって過ごすという過酷さです。それでも、近隣からの理解は得られず、解決が見込めない状況に困り果てて、自宅の売却を決意し、避難することになりました。被害者のお宅では、夫婦関係が悪化することも多く、Aさんのお宅でも、このような選択に至るには連日連夜の口論などもおありだったのではないでしょうか。言葉では表しきれないほどの怒りや悲しみ、不安をどれほどAさんは経験されたことでしょう。避難先には収まらない新しい家具をリサイクルに出す辛さなど、同じ被害者であっても、状況が異なれば、それぞれに想像のつかない悲しみがたくさんあったと思われます。
  Aさんの場合、避難をして、それで問題が解決したわけではありませんでした。現実的には、自宅の売却もうまく進まず、ローンの返済と避難先の賃貸料が家計を圧迫し、生活は困窮化。さらに避難先では多数エアコンの稼働音に襲われ、新たな避難先を探し出さなければなりませんでした。再転居は、肉体的、精神的、そして何よりも経済的負担を発生させる一方、学齢期のお子さんには、短期間に相次ぐ転校が大きな負担となり、基盤となる家庭の不安定さも相まって、不登校を生じさせ、不測の事態の連鎖を生み出しています。


  管理人の場合はAさんより年齢も高く、すでにローン返済も終わった家であったために、家財の多くを残したまま、最小限の荷物で、避難先に入り、安全を確保しました。自宅近くにURがあり、保証人無し、礼金無しという条件で、もし、問題が生じても同じUR内で引っ越しが可能で、その点からも気持ちは随分楽になりました。

それでも、避難前の、不眠の続いた当時は、日常的に自殺を考えるような深刻な状況で、「もし、避難先がだめだったら、どうしよう。高層階から飛び降りてしまうのだろうか」と不安な毎日でした。

しかし、管理人の場合はこれらのことは杞憂に終わりました。未だに元の問題は解決しておらず、現在もストレスマックスで闘いの最中ですが、避難生活に多少の不便はあるものの、家族ともに元気で過ごせています。当時、近居とはいえ、90歳近くの両親がおり、いつ何どき、何がおこるかわからない状況で、家族皆、あの期間を無事過ごせたことは、今になって、運が良かったとしかいいようがありません。不幸が重なれば、単独では乗り切れる困難も乗り切れず、新たな不幸を呼び寄せてしまいます。管理人には人生の最大の危機で、家庭不和から家庭崩壊の危機さえありましたから、Aさんの現状を考えると本当に気が遠くなる思いがします。

 

Aさんにはお子さんもいらっしゃり、守るべきことが多く、絶対に家族を崩壊させるわけにはいきません。Aさんは今を乗り切るしかありません。ご自宅が売却されるまで、落ち着かず、辛い時期が続きますが、いくら考えても、事態は変わりません。Aさんはご家族の太陽。ご自分とご家族が元気でいることだけを考えて、余分なことでストレスにならないよう、ご自分を守り、試練を乗り越えてください。当会は、ご自宅ができるだけ早く売却され、生活が再建されますよう、心から祈り、このような悲劇がなくなるよう、活動に一層励みたいと思っています。 



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  人生いろいろなステージで、災難は発生し、どのステージにおいてもそれぞれ特有の困難さがあります。
 若くして、低周波音に過敏となり、仕事を失い、生活保護を受けておられる失意の方がいます。人生の晩年にこの被害にあい、50年以上、住んだ「我が家」を離れ、避難している高齢の方がいます。この方は自宅に戻る道が閉ざされてしまったせいで、現在、老人施設を検討されています。

 たかが隣家の給湯器で、このように人生の悲惨を何の罪もない私たちが味わわされているのです。そして、この悲劇を知りながら、給湯器の所有者は、その非を認めず、移設にも撤去にも応じないのです。
  もちろん、給湯器の所有者は給湯器に関する問題を「知らされていない」だけで、「巻き込まれた」被害者である面もありますが、隣人の被害を知らされても、何の対策もとろうとしない所で、被害者から加害者に転じています。事業者の「単なる思い過ごし。神経質。生活音はお互い様」という、都合のよい言葉を信じ、隣人の苦しみから目を背ける加害者です。

行政の皆様

  国や自治体が補助金制度を設けて、普及推進をしてきたエコキュート、エコウィル、エネファームですが、その陰で、自宅を追われる被害者が続出しています。あなたがたは、そうしたモノによる被害の実態をどれほど、把握されていますでしょうか。行政が責任を持って対策し、このような悲劇の発生を一日も早く止めてください。

 
 エネファームは、先日、製造業者である東芝が赤字で、採算の見込みがないとして、家庭用燃料電池から撤退するというニュースがありました。この家庭用燃料電池の開発や普及にNEDOが関与しています。多くの税金を投入したはずの家庭用燃料電池。それが一部の国民を地獄に突き落としています。その事実にどう対処されますか。行政の問題では無いと知らんぷりされるでしょうか。
 行政に携わる方も組織を離れれば、一市民。あなたも、私たち被害者の仲間にいつ合流することになるか解りません。もし、あなたが、被害に遭った時に、現在の行政の対応でよろしいのですか。生活の根底から揺さぶられ、人生までもが一変してしまっても、行政は何もしないのです。





東芝エネファームの販売終了 採算悪化で撤退

東芝がエネファームの製造・販売から撤退するそうです。2014年にはENEOSが撤退しています。

以下、ニュースから。

★日本経済新聞 「東芝、家庭向け燃料電池から撤退」 日経

 「東芝は14日、7月末で家庭用燃料電池システム『エネファーム』の製造・販売から撤退すると発表した。エネルギー部門子会社の東芝燃料電池システム(横浜市)で手がけているが採算が悪化している。販売済みの装置の保守・サービスは続ける。経営再建に向けてグループで事業の選択と集中を進めるなか、将来的な収益回復も見込みにくいと判断した。
 東芝はガス会社向けに2009年に発売し累計で約8万台を売る。14年度にシェア首位となったが15~16年度は営業赤字となり、パナソニックなどにおされて苦戦していた。すでに販売した装置の保守・サービスは継続する。次世代エネルギーと位置付けて強化する方針の水素関連技術には強みを持っており、東芝燃料が手がける純水素燃料電池事業は継続する。
 家庭用燃料電池は都市ガスから取り出した水素と空気中の酸素を反応させて電気を作る装置。発電時の熱で温水も作ることができる。
 東芝は米原子力事業会社の法的整理に伴い巨額損失を計上。半導体メモリー子会社の売却手続きを進めるなど債務超過の解消をめざしている。これらの大枠の再建策と同時に、個別事業の選択と集中も進めており、これまでに野菜工場や活動量計などウエアラブル事業などから撤退している。」

★サンケイビズ 「東芝、エネファームの販売終了」

「東芝は14日、都市ガスを利用して電気とお湯をつくる家庭用燃料電池『エネファーム』の製造と販売を7月末に終了すると発表した。事業の採算が悪化しているため撤退する。既に販売したエネファームのメンテナンスは今後も継続する。東芝は2009年にエネファームを発売した。14年度には、売上高がピークの210億円だったが、15年度には営業損益が赤字に転落。16年度も赤字の見込みという。製品の小型化や開発コスト削減といった他社との競争で、収益力が低下したとみられる。
 エネファームは、東芝やパナソニックのほか、アイシン精機が製造し、東京ガスや大阪ガスなどの都市ガス会社が、家庭や住宅メーカーに販売している。」


★日刊工業新聞   「東芝、エネファーム撤退 経営再建へ構造改革」
★  毎日新聞    「東芝:エネファームの販売終了 採算悪化で撤退」
★    NHK      「東芝 家庭用燃料電池事業から撤退へ」

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