矢面に立つのはあなた? それともメーカー? 被害者と一緒に交渉していただけないでしょうか。


どちらを選ばれますか。」エコ機器所有者様へ

 これは、エコキュート高崎裁判原告で、当会メンバーのSMさんの最新のブログ記事です。SMさんは、公調委調停の取り下げ後、裁判で和解に至り、隣家エコキュートの撤去と電気温水器への交換にこぎつけて、4年半の闘いに終止符を打つことができました。そして、その後もこの被害の未然防止と被害の救済に向けて、熱心に取り組んでいらっしゃいます。この記事からアイディアをいただいて、当ブログでも、エコキュートの所有者の方へのメッセージを書きたいと思います。

★★★


「お宅のエコキュートで、眠れなくなりました。」「体調が悪くなって、困っています。」と、お隣の方から苦情を言われている所有者の方へ


「エコ」だから、電気代も節約できるから、と高価な機械を買ったのに、隣家からまさかと思うような事を言われ、所有者の方も驚かれるかと思います。低周波音って何だろうと、ネット検索してみて、はじめてその存在に気付くかもしれません。

 

「この機械は全然うるさくはないし、これで眠られないなんて信じられない」というのが本心でしょう。一方、「隣家が求める機械の移設には、いくらくらい、費用がかかるのかしら。誰が負担するの?」という、疑問も沸いてくるでしょう。それで、メーカーに問い合わせてみると、「それは生活騒音ですよ。お互い様です。気にする必要はありません。」という回答があり、「やっぱりそうなんだ。お隣が神経質なんだわ。」と納得してしまっているのではないでしょうか。

 

そのせいか、機器所有者の多くは、苦情を訴える隣家に次のように対応するようです。

「国が推進している機械ですよ。法律には違反していません。」「こんな小さな音で、うるさいと言われても困ります。他に原因があるのではないですか。」

そして、次第に近隣関係が泥沼化していき、最悪、裁判という事態に至ってしまいます。

所有者の皆様、どうぞ、メーカーではなく、消費者センターや消費者庁消費者安全調査委員会に聞いてみてください。でも、消費者センターの窓口も熟知していないこともありますので、消費者庁の
家庭用ヒートポンプ給湯機に関する相談対応について(依頼)をご覧になった方がよいかもしれません。

この資料2p1には次のように記されています。

ヒートポンプ給湯機(エコキュート)の運転音が申出者の健康症状の発生に関与していると考えられ、運転音に含まれる低周波音については、申出者の健康症状の発生に関与している可能性があると考えられると結論づけています。低周波音固有の人体への影響の有無及びそのメカニズムには不明な点もありますが、 ヒートポンプ給湯機の設置者は、健康症状の可能性について理解し、低減する努力が求められます。”


また、資料2p8には、移設費用について、メーカーが負担した例を挙げています。

所有者は隣人の被害軽減のために移設することにしたが、設置業者から移設費用の負担を求められた。これに対してセンターは「設置業者が『この位置で大丈夫』と言ったのであれば、それを材料に交渉すべき」旨を助言し、所有者が設置業者と再交渉した結果、所有者の費用負担は不要となった。”

 

 メーカーはひた隠しにしたいでしょうが、メーカーの錦の御旗である「参照値」以下でも、メーカーが負担して、機械を撤去し、より安全な従来型の給湯器に交換もしている例もあります。

 

★★★

 エコキュートの被害はメーカーが言うように、単なる生活騒音ではありません。エコキュートの低周波音は、耳にはうるさくなくとも、健康被害を起こす可能性があるとされています。

 

 それでも、自分に都合よいメーカーの話を鵜呑みにして、隣家の被害に耳を貸さず、トラブルを解消しようとしないのですか。隣家が被害に耐えかねて、避難暮らしをしても、見て見ぬふりをなさるのですか。
 どうぞ隣人の苦しみを想像してください。隣人は、どのようにあなたに自分の苦しみを伝えたらよいのか、悩みながら、勇気を出して、お願いしているのです。機器を所有するあなたが行動をしなければ、隣家は自宅に住めず、避難するしかないのです。あるいは、避難できずに、苦しみもだえる夜を過ごすのです。

そんなトラブルを引き起こすメーカーこそ、あなたは腹をたてる相手ではないでしょうか。

トラブルの危険性がありながら、なぜ、隣家の寝室の直近に安易に機械をメーカーは設置したのでしょう。
日常的に顔を合わせるお隣と、不穏な関係になったのはなぜでしょう。誰だって、隣近所とはいさかいを起こしたくありませんし、まして恨みを買うなんて、まっぴらごめんです。

あなたは、苦情を言ってくる隣家をクレーマーとする前に、メーカーにトラブルの責任を追及するべきではありませんか。
メーカーは売ってしまえば終わり。痛くもかゆくもありません。なぜ、無責任なメーカーの後始末に私たち市民が煩わされて、いがみ合わなければならないのでしょう。お隣の苦しみを理解し、お隣と一緒にメーカーと交渉することはできないでしょうか。

★★★


スポンサーサイト

低周波音被害に苦しんでおられる皆様へ

低周波音被害に苦しんでおられる皆様へ。

世間に知られることのないこの被害。被害が発生しても周囲には理解されず、一旦、低周波音という泥沼に足を取られれば、脱出するのは至難の業。

 しかし、私たち被害者自身が諦めず、被害を解決する意思を強く持って、この問題に粘り強く取り組み、各方面に働きかけてきた結果、この被害を取り巻く状況が一つづつ変わってきました。最近では、大手新聞もこの問題を報道してくれるようになり、何年か前までの暗黒時代を思うと、隔世の感があります。それでも、解決はまだまだ難しく、被害者自身の頑張りが求められています。
 被害に苦しむ皆様、手をつなぐことで勇気と気力を得て、希望を持って、この問題に立ち向かっていきましょう。私たちの問題を一つ一つ解決することがきっと、これからの住環境を守ることにつながっていくと思います。

第2回大阪エネファーム裁判傍聴&交流会報告1

第2回大阪エネファーム裁判傍聴&交流会報告

皆様、こんにちは。先日、11月19日午後より行われました、大阪地方裁判所にて第2回エネファーム裁判、その後の交流会の様子を簡単ではございますが、ご報告させて頂きます。裁判当日の傍聴へは多くの会員、支援者の皆様がお集まり下さいました。皆様のただ関心があるからではなく、わずか30分ほどの時間であっても大阪まで支援するために来られたという強いお気持ちが伝わってきて前回同様に胸が熱くなりました。ご本人様はさらにそう感じていらしたと思います。参加された方々の皆様に感謝が尽きません、また現地に来ることが出来なくても、いつも心を寄せて下さっている他の会員の皆様にも同様に感謝しております

続きは2へ