所沢の夫婦「エコキュートで健康被害」 製造業者らを提訴 - 産経ニュース

   8月18日に、所沢市のエコキュートによる低周波音被害者が提訴しました。
 毎日新聞記事では、「消費者庁が昨年12月、エコキュートの運転音に関し、群馬県内の夫婦の健康被害の原因になった可能性が高いとする報告書を公表した後、同様被害での提訴は初めて。」とあります。多くの被害者は、この調査報告書で事業者や所有者の意識が変わり、被害への理解が深まることを期待しておりましたが、残念なことに、各地の被害者にはまだまだ解決の道は遠く、厳しいものです。

所沢市の被害者様

 所有者の無理解により交渉が難航して、提訴に至ったのでしょうか。提訴を決断するまでのご心中お察しいたします。
 私たちの仲間も調停に半年以上かけながら不成立に終わり、相手方の不誠実な態度に苦しみました。そして煩悶の日々を経て、提訴を決断しました。もうすぐ初回期日を迎えます。以前の平穏な生活を取り戻すために気力を奮い立たせています。
 各地の低周波音被害者があなた様を心から応援していることをお伝えします。

 以下、新聞4紙から提訴についてまとめました。
所沢裁判

産経新聞

所沢の夫婦「エコキュートで健康被害」 製造業者らを提訴 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/region/news/150819/rgn1508190022-n1.html
https://drive.google.com/file/d/0B4ZNZzqWw8S4WHBtYVY0aUQ0ZzQ/view
 隣家に設置されたヒートポンプ式給湯器「エコキュート」が発する低周波音によって、不眠や吐き気などの健康被害を受けているとして、所沢市の60代の夫妻が18日、隣家の給湯器使用差し止めと給湯器製造業者らに約180万円の損害賠償などを求めて、さいたま地裁川越支部に提訴した。
 訴状によると、原告の隣家住人が平成26年12月中旬、自宅新築と同時に給湯器を設置。原告らは27年1月下旬から、給湯器の運転音により睡眠が妨げられ、頭痛や吐き気などの症状が出るようになったとしている。症状は現在も続いているという。
 原告代理人は「今回の訴訟をきっかけに、日本でもヨーロッパ諸国並みの低周波音に対する規制が設けられてほしい」と話した。給湯器製造業者は「訴状の確認ができていないので、コメントは差し控える」としている。

毎日新聞
 20150819日 地方版

提訴:「エコキュートで健康被害」 所沢の夫婦、メーカーなど /埼玉

http://mainichi.jp/area/saitama/news/20150819ddlk11040152000c.html
https://drive.google.com/file/d/0B4ZNZzqWw8S4cVhaWkkwaTlZRTQ/view

 隣家に設置された家庭用電気給湯器「エコキュート」の低周波音で不眠などの健康被害を受けたとして、所沢市に住む60代の無職夫婦が18日、メーカーの「パナソニック」と工事を施工した「桧家住宅」、隣家の住人を相手取り、約185万円の損害賠償や使用差し止めなどを求め、さいたま地裁川越支部に提訴した。

 原告側弁護士によると、消費者庁が昨年12月、エコキュートの運転音に関し、群馬県内の夫婦の健康被害の原因になった可能性が高いとする報告書を公表した後、同様被害での提訴は初めて。

 訴状によると、エコキュートは昨年12月に設置され、原告夫婦は今年1月ごろから不眠状態やうつ症状、吐き気などが続いているとしている。原告と被告の家は共に一戸建てで、エコキュートの室外機は、原告宅の寝室から約2メートルほどのところに設置されていた。

 パナソニックは「訴状を確認していないのでコメントを控えたい」、桧家住宅も「訴状の内容を把握してから対応を考えたい」とコメントした。

 エコキュートは、大気中の熱を集めて、お湯を沸かす家庭用ヒートポンプ式給湯機の愛称。電力各社と住宅関連メーカーが普及を図っている。【木村敦彦】


東京新聞
2015819

http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20150819/CK2015081902000204.html

https://drive.google.com/file/d/0B4ZNZzqWw8S4eUdkV1lhczRRaVE/view
給湯器の音で健康被害 メーカーなどを損賠提訴

  隣家に設置されたヒートポンプ式給湯器「エコキュート」の運転音で頭痛や不眠などの健康被害を受けたとして、所沢市に住む六十代の夫婦が十八日、給湯器メーカーと住宅メーカーに損害賠償などを求める訴訟をさいたま地裁川越支部に起こした。

 エコキュートは空気中の熱を利用する給湯器で、割安な夜間電力を使用することで電気代を節約できるのが特徴。複数のメーカーが製造しており、全国で普及が進んでいる。一方、機器の発する運転音が原因で健康被害を受けたとする訴訟が各地で相次いでいる。群馬県高崎市の男性が隣家のエコキュートの使用停止などを求めた訴訟では、二〇一三年に機器を撤去することなどで和解が成立した。

 この男性と妻は頭痛や不眠の症状を訴えており、消費者安全調査委員会(消費者事故調)は二人の申し出を受け、エコキュートの影響を調査。昨年十二月に公表した報告書では、運転音に含まれる低周波音が症状発生に関与した可能性がある、と指摘した。

 所沢の夫婦の訴状などによると、に自宅の隣にエコキュートを備えた新築住宅が完成。翌年1月から夜間にエコキュートの室外機が発する低周波音で不眠や頭痛などの症状が出た。

 給湯器メーカーについては「(健康被害を防ぐ設置方法など)具体的な指示、警告を行っていない」、隣家を建てた住宅メーカーについては「原告と協議せずに設置した」などと主張。両社に対し計約百八十四万円と判決確定まで一人当たり一日四千円の損害賠償を、隣家に対しては使用停止を求めている。


埼玉新聞
2015年8月19日
http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/08/19/02.html

https://drive.google.com/file/d/0B4ZNZzqWw8S4UlQtYndMVUc2Mms/view
エコキュートで不眠 所沢の夫婦、製造業者と隣人を提訴

 ヒートポンプ式給湯器「エコキュート」から発生した低周波音で不眠や頭痛などの健康被害を受けたとして、所沢市の60代夫婦が18日、製造業者のパナソニックなどを相手取り、慰謝料など総額184万8千円の支払いを求めてさいたま地裁川越支部に提訴した。判決が確定するまで、1人当たり1日4千円を加算して損害金を請求し、隣人にエコキュートの運転差し止めを求めた。
パナソニックは「訴状の確認ができていないので、コメントは控えます」としている。

 訴状などによると、エコキュートから原告の自宅寝室までの距離は約2メートル。原告は今年1月20日ごろから低周波音を感知し、運転音により慢性的な不眠や頭痛などの健康被害が続いているとしている。

 代理人の井坂和広弁護士は「エコキュートの低周波音をめぐる健康被害は日本各地に散在する問題。単なる個人の問題では終わらせないよう、問題解決に向けたステップにしていきたい」と述べた。
  エコキュートは外気熱を利用して湯を沸かす家庭用ヒートポンプ給湯器の愛称。省エネ効果が高く、累計出荷台数は昨年400万台に達した。電気料金の安い夜間に稼働するため、健康被害を訴えるケースが全国で相次いでいる。2009年に前橋地裁高崎支部を皮切りに、各地で同様の訴訟が行われている。

 

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公調委機関誌「ちょうせい」第82号(平成27年8月)より

http://www.soumu.go.jp/main_content/000372466.pdf

都道府県公害審査会の動き

1.受付事件

       東京都
        東京都平成27年(調)第2号事件
        家庭用ヒートポンプ給湯器からの騒音・低周波音被害防止請求事件
       平成27.5.12   

2.終結事件

新潟県

平成26年2月25日 受付  平成26年(調)第1号事件
申請人は、隣接する被申請人両名宅の敷地内に設置されたヒートポンプ式温水暖房機の室外ユニット2台から発生する騒音(低周波音を含む)により、不眠状態、耳鳴りに悩まされるなど、肉体的・精神的に疲弊した状態である。よって、被申請人らは、申請人に対して、上記騒音を低減又は防音するために室外ユニットの設置位置を変更するなどの適切な措置をとること。

平成27年6月15日 調停成立
調停委員会は、6回の調停期日の開催等手続を進めた結果、①被申請人らは、平成27年7月末日までに、被申請人両名宅の敷地内に設置されているヒートポンプ式温水暖房機の室外機2台及び循環ポンプユニット1台の計3台を、別紙配置図の位置に移設することとする。なお、その費用は、被申請人らの負担とする、②被申請人両名は、換気扇を今後も「弱」運転で使用することを原則とする、③申請人は、上記の機器及びヒートポンプ式給湯器から発生する音(低周波音を含む)及び振動について、今後、被申請人らに苦情を申し立てないものとし、これら機器等の移設を求めないものとする、④申請人及び被申請人らは、本件について、本調停条項に定めるほか、何らの債権債務関係が存在しないことを相互に確認する、⑤本件調停手続に要した費用は、当事者各自の負担とする等を内容とする調停委員会の提示した調停案を当事者双方が受諾し、本件は終結した。


                       関連記事   http://blog.livedoor.jp/egowill/archives/45936847.html



公害等調整委員会より


奈良県(調)第1号事件 平成261112日受付 平成27年3月13日調停打切り



請求の概要

申請人は、被申請人宅に設置された家庭用燃料電池設備から発生する騒音と、被申請人宅外壁に設置されたレンジフードの排気口及び24時間換気の排気口から発生する音が申請人宅の外壁、被申請人宅の外壁及び互いの軒に囲まれた空間において反響し増幅された騒音により、日常生活における不快感などの精神的苦痛を受けており、不安緊張状態や不眠を患った。よって、被申請人は、①家庭用燃料電池設備(燃料電池発電ユニット及び排熱利用給湯暖房ユニット)を現在設置している場所から、申請人宅に騒音の影響を及ぼさない場所へ移設すること、②レンジフードの排気口・24時間換気の排気口に騒音の影響を減じる措置を講ずること、③上記②の措置が困難な場合、申請人宅の窓に二重サッシを設置すること。



終結の概要

調停委員会は、2回の調停期日の開催等手続きを進めたが、合意が成立する見込みがないと判断し、調停を打ち切り、本件は終結した。

エネファームによる被害で、奈良県公害審査会が受付しています。

★エネファームによる被害で、奈良県公害審査会が申請を受理しています。

http://www.soumu.go.jp/main_content/000341739.pdf
奈良県
家庭用燃料電池からの騒音被害防止請求事件 平成26.11.12
平成26年(調)第1号事件

★公調委で、係属中の事件で、給湯器によるものには以下がありました。
http://www.soumu.go.jp/kouchoi/activity/main.html#keizokukougai

  横浜市における騒音・低周波音による健康被害原因裁定申請事件
「申請人らに生じている不眠症及び目まい症等の健康被害は、被申請人が自らの所有する土地に設置した給湯機から発生する騒音及び低周波音によるものである、との原因裁定を求めるものです。」(平成26年7月4日受付)






         
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