自治体の皆様へ2

 
 2012年10月、消費者庁が消費者安全調査委員会(事故調)を置き、最初の調査例にエコキュートを選定したころから、それまで泣き寝入りを強いられてきた被害者の声が次第にメディアにも取り上げられ、本当に遅遅たる歩みであるものの、自治体にも次第に変化がみられ、下表にありますように自治体HPにも注意喚起がなされるようになりました。
 それは、メディア報道により今まで被害に気づかなかった潜在的な被害者も自治体に相談していくようになり、自治体も被害未然防止のために、動かざるを得なかったからだと思います。

 家庭用機器であっても、「知らないうちに私たち自身が加害者になること」(この言葉は事故調委員長 畑村洋太郎氏の記者会見での言葉です)を知り、隣人に苦痛を与えている可能性があることを世間に知ってもらいたいと思います。そうすれば、被害者は「思いこみだ」と罵られることもなく、まして時間とお金と労力をかけて、裁判に訴えることもなくなるかと思います。

 藤沢市は「市民に調停や裁判の負担をかけるわけにはいかない」と、民民の問題でありながら、当事者間の話し合いの仲介をしております。
 特に民民不介入の姿勢を変えない自治体の皆様は、少なくとも問題が起こる前にトラブル防止のために、市民にこの被害をより周知させることをお願いしたいと思います。


公開日内容

群馬県

高崎市


2014210 
  HP

2015815
 
広報高崎
低周波 

 近年、風力発電施設からの低周波音による影響が問題と
 なっていますが、静穏な住宅街の空調室外機や給湯機器
 等から発生する低周波音
によって心身に係る影響を訴え
 る苦情も増加しています。低周波音苦情は単にうるさく
 て迷惑しているというものではなく、眠れない、頭痛が
 するなどの切実な思いを訴えるものが多く、さらに機器
 設置後の低減対策なども難しいことから、住宅街で空調
 室外機や給湯器を設置する際は設置場所などへの配慮が
 必要です。知らないうちに私たち自身が低周波音苦情の
 発生源苦情
の発生源となってしまう可能性がありますの
 で注意しましょう。       

兵庫県

神戸市

20141212

 

 一般家庭空調機器、給湯器類、冷蔵庫、洗濯機など、
 器類と日常の生活場所までの距離をできるだけ離すこと
 が有効な場合があります。
周辺の住居等への影響を未然
 に防止するため、個人宅に空調室外機や給湯機器等を設
 置する場合は
、販売業者、設置業者とよく相談し、周辺
 に配慮しましょう

神奈川県
藤沢市

2014101

 当市では近年、低周波音による相談が増えてきています。
 低周波音については、規制基準等が定められていません。
 本市の対応は、当事者間の話し合いの仲介などとなります。

愛知県

春日井市

20151217

 近年、静穏な住宅街のエコキュート(家庭用ヒートポンプ給湯器)、
 エコウィル(家庭用ガスエンジンコージェネレーションシステム)やエネフ
 ァーム(家庭用燃料電池コージェネレーションシステム)等から発生する
 低周波音を原因とした心身に係る影響を訴える苦情がみられま
 す。
低周波音苦情は単にうるさくて迷惑しているというもので
 はなく、眠れない、頭痛がするなどの切実な思いを訴えるもの
 が多く、さらに機器設置後の低減対策なども難しいことから、
 住宅街でエコキュート等を設置する際は設置場所などへの配慮
 が必要です。
知らないうちに私たち自身が低周波音苦情の発生
 源となってしまう可能性がありますので注意しましょう。

兵庫県
明石市

2016810














広報あかし
2016年8月15日

 

 低周波音の発生源は

 工場・事業場・・送風機、真空ポンプ、機械プレスなど

 交通機関 ・・・道路高架橋、ヘリコプター、船舶など

 家庭生活 ・・・家庭用灯油ボイラー、家庭用ヒートポンプ

         式給湯機、家庭用ガスエンジンコージェネ
         レーションシステム、家庭用燃料電池コー
         ジェネレーションシステム、エアコン室外
         機など

 近年、ヒートポンプ式給湯器等から発生する騒音に対して、
 睡眠障害等の苦情が報告されています。また、その中には低
 周波音でないかと言われているケースもあります。これら苦
 情に対しては据え付け位置や据え付け方法を工夫することで
 改善されるケースもあります。騒音等の苦情減少といたしま
 して、給湯器等の販売、据え付けに携わる設置業者様が、発
 注者様に対しまして、周辺宅に配慮した設置位置などのご提
 案をお願いします。知らないうちに低周波音の加害者となっ
 てしまう可能性がありますので、注意してください。

広報あかし広報あかし1

兵庫県

宝塚市

2016年824

 

  また近年、高効率給湯機器等が発する音による健康への影
 響が報告されています。機器の据付けに際しては近隣に十分
 配慮し、適切な場所に設置しましょう
。 

愛知県

名古屋市

2016913

  低周波音は、工場・事業場の機械音、自動車のエン
 ジン音、自然界の川の流れや風の音等、一般家庭の空
 調機器や給湯機器等、私たちの身の回りのどこにでも
 存在しています

  近年では、静穏な住宅街のエコキュート(家庭用ヒ
 ートポンプ給湯器)、エコウィル(家庭用ガスエンジ
 ンコージェネレーションシステム)やエネファーム
 (家庭用燃料電池コージェネレーションシステム)等
 から発生する低周波音を原因とした心身に係る影響を
 訴える苦情がみられます。近年みられる一般家庭から
 の低周波音による影響を未然に防止するため、住宅街
 でエコキュートやエネファーム等を設置する場合は、
 販売業者、設置業者とよく相談し、周辺への配慮を忘
 れないようにしましょう。


続きを読む
スポンサーサイト

自治体の皆様へ

 

 高崎市、神戸市、春日井市、明石市、宝塚市と低周波音被害について自治体が注意喚起をHPに掲載するようになってきました。そして、この9月、 長年、頑なに計測を拒否してきた名古屋市が、HPにやっと、以下のような注意喚起を載せてくれることになりました。名古屋市もいろいろ被害者の方から相談があり、おそらく、それを看過できない状況となってきたのでしょうね。

  施主や施工会社が近隣に配慮していれば、まったく無くならないとはいえないものの、少なくとも被害件数は減少するかと思います。自治体がこのような注意喚起をして、世間周知を図れば、この被害が起こったとしても、機器所有者の理解も得られやすく、それが感情の悪化などの摩擦を引き起こさずに円満に解決することに繋がると思います。

 
自治体の皆様へ
  HPでの注意喚起の後は、広報でお知らせくださいね。HPは、情報が必要な人しかアクセスしませんし、世間周知には効果があまり望めないので、ぜひとも広報で、市民の目に触れるようにしてください。高崎市では、すでに広報に掲載されています。
  そして、いずれは条例などを作っていただきたいと思います。補助金制度まで作って、エコ機器を普及させているのですから、くれぐれも近隣社会のトラブルを避け、犠牲者を出さないようにしてください。

  製造業者は、ガイドブックを作成しても、その周知を図るどころか、あえて隠し、販売業者や建築業者も、あえて知らないふりをしているように思います。 事業者には薄れてしまった「良心」を取り戻してほしいですが、営利追求まっしぐらの事業者には、被害者の声は届きません。
 
 自治体の皆様から、事業者の良心を覚まさせてください。そのためには、広報、条例等で市民の意識を高め、ハズレ事業者に厳しい目を向けるのがよいのかもしれません。

avengerさんブログより
 

913.png
 

www.city.nagoya.jp/kankyo/page/0000085134.html


低周波音による問題

知らないうちに、私たち自身が苦情の発生源となってしまう可能性が

ありますので注意が必要です。

低周波音による影響を防ぐには

住宅街でエコキュートやエネファーム等を設置する場合は、販売業者

設置業者とよく相談し、周辺への配慮を忘れないようにしましょう。


愛知県春日井市 市議会質問 低周波音による健康被害について 

春日井市 平成27年12月定例会(第5回)-12月10日

伊藤建治市議によりなされた質問が会議録で公開されました。春日井市は、①低周波音に関する情報、②住宅用地球温暖化対策機器の設置上の注意点を周知することについて検討すると答弁し、その後、市は①について「低周波音に関する情報」をHPに掲載し、②については、太陽光発電、エネファームの補助制度案内に注意を追加しました。

自治体が低周波音被害に相談に応じず、測定も拒否するようであれば、議員さんに質問していただいたら、いかがでしょうか。
今まで、高崎市、神戸市、豊中市、和歌山県議会、由良町議会で、低周波音問題を取り上げていただきました。そして、それぞれ広報で被害に対する注意喚起がなされ、世間への周知が進む機会となっています。


質問
低周波音対策について伺います。
 先日,隣家の太陽光発電のパワーコンディショナーやガス発電装置の発する低周波音によって,頭痛,胸の圧迫感,不眠などの健康被害を受けているとの相談をいただきました。

 低周波音とは,人が聞くことができる20ヘルツから2万ヘルツのうち100ヘルツ以下の音をいいます。さらに,20ヘルツ以下は超低周波音といいます。もともと自然界の中には,さまざまな周波数の音がありますが,いずれも単発的な現象です。しかし,産業の発展とともに,人の生活はさまざまな機器に取り囲まれることになり,機械によって同じ周波数の音がずっと出続ける環境がつくり出されるようになりました。

 その中に,低周波音を発するものもあります。低周波音は人間にはほとんど聞こえない音ですが,長期間低周波音にさらされることで,健康被害が生ずる場合があるとのことです。その症状は何となく寝られない,寝ていても起きてしまう,圧迫感を感じるといった漠然としたものから,頭痛,いらいら,肩凝り,動悸,耳鳴り,しびれ,だるさ,微熱,食欲不振などの不定愁訴までさまざまです。厄介なのは,同じ環境下でも全ての人に同じように感じられるものではないということ,また長期間,低周波にさらされて,症状が出てくることも多いということ,耳に聞こえない周波数の低周波の場合は,当事者ですらその原因がわからないことも多いということ。

 これらのことから,周囲の理解を得ることが大変困難で,低周波音と健康被害のメカニズムが明らかにされている今日においても,問題解決までにさまざまなハードルがあるということです。
 そして,昨今,低周波音問題の原因となってきているのが,エコキュートやエコウィル,エネファームといったヒートポンプ給湯器や家庭用ガスエンジン発電装置,家庭用燃料電池などです。これまで大規模な工場の機械などが低周波音の発生元である事例が多かったのですが,これらの家庭用機器の普及によって,低周波音問題はどこでも起こり得る身近な問題になりつつあります。

 環境省や消費者庁は,被害者からの訴えから調査を行い,因果関係が認められた機器については公表し,問題が生じた際には適切な対応をするように呼びかけています。
 しかし,規制基準を設けられるのではなく,目安としての参照値が示されるのみ,問題が生じた場合の対応についても強制力を持つものではなく,当事者間の話し合いで問題解決するほかないのですが,悩ましいのが,先ほど述べましたように苦しみを理解してもらうことが本当に困難であるということです。

 そこでお尋ねいたします。問題が生じた際の当事者間の相互理解を深めたり,低周波を発する装置の設置の際に周辺への配慮を促すために,低周波音被害のメカニズムや実態,解決方法などを広報やホームページなどで周知し,啓発を行う必要があると思いますが,いかがでしょうか,所見を伺います。また,現在,春日井市においてこのような問題の相談を受けたときに,どのように対応しているのか,お聞きをいたします。

答弁
◎環境部長
私からは,低周波音対策についての御質問にお答えいたします。
1点目の低周波音被害の周知についてですが,低周波音については現在,法令の規制基準はありませんが,低周波音問題に対応するため,環境省では低周波音の特性や健康影響,苦情事例等を取りまとめたリーフレットや測定方法のマニュアル,防止対策事例集を作成し,環境省のホームページに掲載しています。
 また,消費者庁ではエコキュートから生ずる低周波音により健康症状が発生した事案について原因を調査し,低周波音の測定結果や健康症状との関連性,設置上の対策などをホームページに掲載しています。

 今後,本市におきましても,低周波音に関する情報をホームページで周知することを検討してまいります。
次に,2点目の相談体制につきましては,エコキュートなど家庭に設置される機器による低周波音の苦情が市に寄せられた場合には,市は機器の稼働状況や申立人宅において,低周波音の調査を行い,環境省の低周波音問題対応の手引書に定める参照値を目安として,設置者に対応策を検討するよう指導しております。

質問  
 現在の春日井市の補助対象に,エコキュート,エコウィルはなっておりませんけれども,かつては補助をしてきたこともありましたし,燃料電池は今も補助対象です。こうした機器は,日進月歩で今後も次々と新しい物が出てきて,補助制度も現状のまま固定したものではないと思いますけれども,補助に当たっては,低周波音の周知も行っていただければと思います。

 相談体制についてですけれども,苦情を受けた場合は調査を実施し,参照値を目安に対応策を指導しているという答弁でした。
 参考までに伺いますけれども,測定の詳細,どのような機器を用いて,どの周波数帯の音を測定しているのか。また,測定にかかわる職員のスキルはどのように担保をされているのか。その精度と信頼性はどうか伺います。そして,苦情が寄せられる件数はどの程度なのかというこ   あわせて答弁を願います。

答弁  ◎環境部長
 相談体制について,2回目の御質問にお答えします。
低周波音の測定器につきましては,周波数範囲1から100ヘルツの低周波音圧レベルが測定できる機器で,1から80ヘルツまでを20区分した周波数についても測定しています。また,測定を行う職員につきましては,環境省が主催する低周波音測定評価方法講習会を受講し,低周波音及び測定器に関する一定の知識を有しております。
測定は環境省が取りまとめました「低周波音の測定方法に関するマニュアル」に従っており,測定の精度と信頼性はあるものと考えております。
低周波音に関する苦情件数ですが,平成23年度から27年度の5カ年において3件であります。

質問  
私は,地球温暖化対策は全地球的に取り組むべき課題で,原発のない社会を目指す上でもこうしたエコ機器には期待をしております。しかし,同時にそれによって低周波音の被害が出るのであれば,これは解決をしなければならない問題であります。

春日井市は,できる得る対応はしていると受けとめましたけれども,低周波音の問題は,音の発生源が何とかならない限り解決はいたしません。最終的には,当事者同士の話し合いによって理解をしてもらい,手だてを講じていくことが必要であります。問題解決まで丁寧に対応いただきたいと思います。今後の春日井市の対応に期待をするものでございます。低周波音については,以上でございます。

春日井市HP 低周波音に関する情報

春日井市議会で、低周波音について一般質問が行われました。そして、
続きを読む

春日井市議会 一般質問「低周波音対策について」

春日井市議会、第5回定例会で「低周波音対策について」一般質問が行われ、「かすがい市議会だより」にその内容が掲載
続きを読む

低周波音被害に対する自治体の対応―自治体担当者は音源特定出来るだけの技術・知識の取得を

2014年12月にエコキュートの低周波音による健康被害に関する事故調の報告書が公表され、それから11か月経ちました。

   低周波音の苦情に対する自治体の対応は、少しは改善したかなという程度です。かつては民民不介入が自治体の常套文句で、近隣同士の話し合いを自治体は勧めていました。測定を求めても「計測器がない」等、嘘をつかれ、被害者は諦めるしかありませんでした。しかし、最近、計測だけはしてもらえる自治体がわずかに増えてきたように思います。

  ただ計測には応じてくれるものの、マニュアル計測が行われ、そのために計測時間が限られ、エコキュートの稼働する夜間の計測には応じてもらえず、正確なデータが得られないということがあります。

 また、当会に寄せられた自治体の計測結果を見ていますと、音源確定のための知識が不十分のように感じます。そのために、音源確定ができず、加害源がわからず、自治体は仲介できないという結果になることが多いようです。

 自治体の計測がいかに大事であるか、自治体の方々にそれを認識していただき、計測技術の向上に努めていただきたいものです。近隣間で苦情を表面化することは、多かれ少なかれ、感情的な悪化をもたらし、それが後々の被害解消に向けて大きな障害となることも多くなります。

  まず、低周波音で困ったことが起これば、自治体に相談し、計測してもらう。
そして、自治体の仲介をもとに当事者同士の話し合いの場を設け、機器所有者に理解を求め、解決の方法を提示するという、神奈川県藤沢市の対応を理想として考えております。

 神奈川県藤沢市では、市職員の高度な技術力と低周波音被害の知識により、非常にうまく行きました。

http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/khozen/machizukuri/kankyo/kogai/soon/soon.html

低周波音被害対応の専門職員要請に関しての要望

917日に以下の自治体に対して、次のような書面を送りました。

  神奈川県、愛知県、兵庫県、横浜市、名古屋市、神戸市 の6自治体の環境局。

 近々、環境行政に関わる研修会が開かれるとの情報を得たため、急きょ、いくつかの自治体にこの研修会に参加していただきたいという要望をいたしました。
 これから、NPO活動として、自治体に積極的に働きかけていきたいと考えていますが、まず、今まで当会に寄せられた相談が多い自治体を今回は選びました。
 そして、現在のところ、返答があったのは神戸市と名古屋市。名古屋市はこの研修会に参加申し込みをするそうで、神戸市はこの研修会ではなく、環境省主催の研修会初級を検討しているそうです。

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////



    平成27917

 ○○市

 騒音・振動、悪臭行政担当者 様

 

                     NPO法人STOP!低周波音被害

                        代表理事 K

                           理事 S

                     

  第4回 騒音・振動、悪臭行政担当者研修会への参加依頼について

    (低周波音被害対応の専門職員要請に関しての要望)

 

  当NPO法人は低周波音被害をなくすため、被害者の相談を受けて、情報を収集し、各関係機関に働きかける活動をしております。

 去る91日、公益法人日本騒音制御工学会・公益社団法人におい・かおり環境協会、両団体から全国の自治体担当者様宛に、第4回 騒音・振動、悪臭行政担当者研修会のお知らせがされていると、存じます。

本研修会へ、貴担当者様に是非とも参加をお願い致したく、連絡を致しました。

 当法人では、被害者からの問い合わせに、お住まいの自治体に申し出るよう勧めております。各自治体に於いて相談・測定・測定結果の報告書作成・機械の所有者との話し合い、これらすべてが、自治体の被害対応の責務と主張しております。

 しかし、被害者からの返答を拝見しますと、「測定機がない」「測定をしたが、参照値以下で問題は無い」「測定は勤務時間内にする」「貸し出しはするが報告書は作成しない」「所有者との話し合いの仲介はしない、民民不介入」等々で、自治体の対応は、被害解消に向けてまだまだ遠いと感じざるを得ません。

 被害が発生すれば、なるべく早い測定が必要で、そうすれば、被害者と機器所有者との相隣関係の悪化を招くこと無く、円滑に解決する傾向があるように思います。実際に、神奈川県藤沢市では、相談に応じ、測定により音源確定を行い、報告書を作成して、それを元に問題があれば当事者間の話し合いを仲介しており、良い結果を生み出しています。(注)

 

 ○○市に於かれましては、当法人に複数件相談が寄せられております。騒音の中でも、低周波音はとりわけ扱いが難しく、対応に苦慮されている事と思われます。 本研修会をその解決に向けてお役立ていただければと、願っております。ご多忙とは存じますが、是非、研修会へのご参加をお願い申し上げます。 そして、〇〇市の被害者に一日も早い被害解消が訪れることを願っております。

 



http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/khozen/machizukuri/kankyo/kogai/soon/soon.html

 「藤沢市 騒音・振動とは」で検索も可

 

上記URLより引用

「低周波音について

環境省にて「低周波音の測定方法に関するマニュアル」(平成1210月)や「低周波音問題対応の手引書」(平成166)を作成しています。当市では、近年、低周波音による相談が増えてきています。低周波音については、規制基準が定められていません。本市の対応は当事者間の話し合いの仲介などとなります。解決には生活騒音と同様に、当事者同士の話し合いができる良好な近隣関係をつくることが大切です。」 







高崎市広報 「広報高崎」

広報高崎  

2015815日発行の「広報高崎」p6に低周波音についての注意喚起が掲載されました(黒枠は管理人)。


 当会メンバーの高崎エコキュート裁判原告、清水夫妻は自身の問題解決後も低周波音被害未然防止のために尽力しております。地元、高崎市では、それが実を結び、市広報で低周波音の注意喚起が行われました。これまでも高崎市HPで注意喚起は掲載されていましたが、「市広報」という紙媒体で、より多くの市民の目に触れることが期待されます。

 当会に寄せられる相談の中には、住宅施工会社の横暴というような、目に余るものがたびたび見受けられます。近隣の環境を確認せずに土地の形状だけで設計を行ったかのように、隣家寝室から1mほどの場所に機器設置を行ったり、また隣家居室直近に多数機器を並べたり、ということが起こっています。まさに隣家住民にとっては「迷惑そのもの」「ありえない機器設置」で近隣住民への配慮は皆無だったと思われます。

 また、新築時だけではなく、既築住宅の場合でも、いつのまにか古い給湯器のあった場所に新しいエコ給湯器が置き換わっていることがあります。従来器によるお湯を使う時間だけの稼働であれば、何ら問題がなくとも、深夜に長時間(あるいは一日中)稼働するエコ給湯器では、その稼働音が隣家の平穏な生活を一変させることになります。

 

生活騒音については多くの自治体で、「給湯器・エアコン等は隣家からできるだけ離すように」「早朝・夜間は使用しないように」等、注意喚起が行われていますが、それをまったく無視するような行為が横行しています。そのために生じた健康被害に苦しむ隣人に対し、所有者は「知らぬ存ぜぬ」で、事業者は「所有者の意向」として積極的に被害に関わろうとせず、被害者は裁判を選択するしかない状況に追い込まれます。「知らないうちに低周波音の加害者」となりながら、それを指摘されても迷惑をかけたと謝るどころか「そんな被害など事実無根。生活音はお互い様。」と言って被害者をクレーマーと罵る所有者も多いようです。

 低周波音被害についての知識が市民の常識となれば、近隣への迷惑にならないように配慮が求められるようになり、また被害が発生した場合でも、所有者の多くは速やかに対策を取ろうとするのではないかと思われます。

 残念ながら、低周波音に関する法規制はなく、法の整備には時間がかかるため、市民自身が正しい情報を持ち、低周波音を警戒する姿勢を示すことが、事業者に意識の改革をもたらす一つの手段となると思います。


 低周波音被害は、「特殊な」、「敏感な」人々だけの問題ではありません。花粉に長年さらされることにより、花粉症を発症していくように、長時間、低周波音に曝されることで低周波音に過敏になり、健康症状が現れるようです。2030年には全世帯の9割にエコ給湯器が導入されることになっていますが、これからの住環境を守るためにも、低周波音への社会的関心が広まることを願っています。


関連記事  
http://blog.livedoor.jp/egowill/archives/46116738.html






消費者庁、エコキュート調査報告書公表

  本日2014年12月19日、消費者庁消費者安全調査委員会から「消費者安全法第23条第1項に基づく事故等原因調査報告書」が公開されました。http://www.caa.go.jp/csic/action/pdf/2_houkoku_honbun.pdf

  当法人が要望していたことが記載されていて、感無量の思いがします。次のステップに進み、改善されていくことで新たな被害を作らない,そして既存の被害者が救われることを心から望んでやみません。

  報告書で求められていることを各省庁が速やかに責任を持って遂行していくように、当法人もしっかり見守っていきたいと思います。今後1年~2年の間で、改善がなされたかどうか評価もされるそうですが、改善に向けた動きが鈍いようであれば意見していきたいと考えています。そして更に、ルールが制定されることを目標に、引き続き活動を続けていきたいと思います。

  報告書で提言されていることを、実行するだけでも低周波音被害で苦しむ人はかなり減るのではないでしょうか。予防に力を入れるのは、被害が起こってから対応するよりも多くの国民を苦しみから救うことになることを知って欲しいですし、これまで被害者を放置してきたことは、国としての福祉が行き届かないだけではなく、憲法にある人権を踏みにじった行為であることを猛省して欲しいと思います。関係省庁のトップは真摯に受け止め、改善に全力を尽くして欲しいと思います。

~報告書より、一部抜粋~

(1)リスク低減のための対策

①経済産業省は、住宅の設計・施工時における「騒音等防止を考えた家庭用ヒートポンプ給湯機の据付けガイドブック」(以下「据付けガイドブック」という。)の活用を促すため、住宅事業者や設置事業者へ据付けガイドブックの説明及び普及を促進し、適切な時期にその効果の確認を行うよう、一般社団法人日本冷凍空調工業会(以下「日本冷凍空調工業会」という。)を指導すること。

②経済産業省は、設置状況によってはヒートポンプ給湯機の運転音に起因した健康症状を訴える者が生じる可能性があることを、製品カタログに記載する等により、消費者に伝わるよう、製造事業者を指導すること。

③経済産業省は、低周波音が健康症状を発生させる可能性があることに鑑み、ヒートポンプ給湯機の運転音に含まれる低周波音の更なる低減等に向けて、製品開発を行う際に配慮するとともに、低周波音の表示の在り方について検討を行うよう、製造事業者を促すこと。

④環境省は、低周波音の人体への影響について、一層の解明に向けた研究を促進すること。


(2)健康症状の発生時の対応

⑤経済産業省は製造事業者に対して、ヒートポンプ給湯機から生じる運転音・振動によって健康症状が生じたとする個々の事案に対応して、製造事業者が健康症状の軽減に向けたヒートポンプ給湯機に関する具体的な対策を検討し提案するとともに、その履行がなされるように取り計らうなど丁寧な対応に努めるよう、指導すること。

⑥消費者庁は、ヒートポンプ給湯機から生じる運転音・振動によって健康症状が生じたとの苦情相談への対応方法を地方公共団体に周知すること。

⑦環境省は、現場での音の測定値が参照値以下であっても慎重な判断を要する場合があることを、一層明確に周知すること。

⑧公害等調整委員会は、紛争となった場合の地方公共団体における適切な公害苦情対応について検討を行い、地方公共団体に対して指導、助言を行うこと。
(K)                     






カウンター

プロフィール

swimmy

Author:swimmy

カレンダー

01 | 2017/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -