「風力発電の被害を考える会 わかやま」総会

2015年3月29日、和歌山市で行われた「風力発電の被害を考える会 わかやま」で、当会代表Kさんが「NPO法人 STOP低周波音被害」の発足と活動報告」をいたしました。その内容が「風力発電の被害を考える会 わかやま」のブログに掲載されましたので、こちらでも引用いたします。
http://blog.livedoor.jp/windfarm_wakayama/archives/2015-05-26.html


 NPO法人STOP低周波音被害の代表のKと申します。昨年に引き続き、総会へ参加させて頂きました、またこの度は、このような発言の機会を与えて頂けたこと感謝致します。

 この会場に来る前に、時間がありましたので、わかやま城へ見学へ行って参りました、桜には早く、あいにくの雨でしたが、天守閣から見た和歌山市街はとても緑の多い自然が素敵な街でした。
  ただ神戸から車で和歌山へ来る道すがら、多くのメガソーラーを見かけ、また市街地にはエコ機器設置の住宅が非常に増えていて、このようなエコと呼ばれる製品普及の流れが加速してきていると強く感じ、不安と残念な気持ち、なかなか被害者の声が反映されないでいることに、不甲斐なさと、悔しい気持ちを感じています。

 当法人の会員の多くは、このエコと呼ばれる住宅機器からの低周波音被害に苦しんでいる方が多く、風力発電被害と違い、個人の住宅の中で被害に遭うために、集団で被害を訴えることも難しく、被害が出始めた当初は、個人で情報もなく相談先もなく、泣き寝入りされたままの方が多くいました、それは今でも、まだ続いています。
 このような被害環境に、2012年にエネファーム被害者の集まりから始まり、エコキュート被害者が加わり、2014年2月に被害者の会からNPO法人を発足させました。被害当事者が自ら動き、被害者同士が相互扶助の考え方で支え合い、この被害の周知と理解、自らの被害解消を目指しています。前回の総会でDVDを拝見し、当事者が被害を訴えることが一番大事であると訴えておられたことが、一年経ち、改めて、その通りであると感じています。

 私どもの会は、他の被害団体とは少し違い、被害者が全国に点在している為、会員の居場所はバラバラです。ネットインフラが発達したおかげで、現在、情報のやり取りが可能になり、被害者が繋がりあい、それぞれ支援し合えるようになりました、この環境を最大限に生かしながら、被害者が出来ることを考えたいと思っています。情報を拡散して、被害が多くあることを、今後もっと世間に広めたいと思います。なぜなら、この被害に遭った被害者は自身を苦しめるこの被害が何であるのかを知る為に学ばなければいけません、そうでなければ周囲に理解されず、この被害を止めることもできません。また当事者が、この被害をしっかり世間に伝えることは、それは自分の被害を解決する道にも通じるかと思います。
  離れた個人が繋がり合える恵まれた環境にありながら、しかし、簡単には、まだ解決には至りません。参照値や法整備の遅れ、国や自治体の対応等、様々に改善を求めることが必要で、乗り越える壁は高く、新しい公害でもある、この被害を、実際どのように訴え変えていくのが良いのか悩みも多く、正しいのが何かわかりませんが、トライ&エラーを繰り返しながらも挑戦し続けなければいけません、立ち止まっていては被害は無くせないのですから。

  風力発電の被害者の皆様とは、環境や原因は違えども生活を狂わされている同じ境遇の低周波音被害者同士、それぞれの活動が少しづつ現状を変え、お互いに良い影響を与えて、支援し合える強い繋がりを持てたらと思います。
 先ほど、汐見先生が寄せて下さったコメントにありましたように「先人が取り組んできてくれたことを、各自がそれぞれ生かしてゆく、この流れを滞らせない、被害当事者が訴えることが大事、他の誰も代わりに取り組んでくれない」を、しっかり心の止めて今後も前進していきたいと思います。

 また、前回の総会資料を引出し、読み直して参りましたが、そこにメモで「誰かの苦しみの上に成り立つ社会は間違っている」と書き残してありました。風力、エコ機器に関係なく、自分さえよければ、他に被害が出てもしかたない、少数は見捨てる、と言うような風潮にある現在、このような社会は、変だおかしいと、気づく人が増え、良い方向へ変わっていって欲しいと願っています。

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低周波音被害チェック ー突然の被害に 1ー

帰宅すると、何かわからない音を感じる…。
以前にはなかった、脳が揺すられるような不快感。深夜に何か唸っている…。
そんなことでお悩みではありませんか。

すぐ目に見える場所に機械が設置されてすぐの違和感なら、この音はあの機械からだと見当が付きますが、目に触れぬ場所にいつのまにか新しい機器が設置された場合には、何か不調、何か嫌な感じというくらいで、なかなか気づきません。さらに機器が設置されてから、数年たって初めて低周波音による症状が出てくるような場合も少なくはありません。また、この音が気になるのは家族で一人ということもごく普通にあり、同居家族にさえ理解してもらえず、自分だけが格別神経質なのかと思い悩むこともあります。

騒音は慣れていきますが低周波音は慣れることがなく、以前は何ともなかった冷蔵庫やエアコンの低周波音でさえ敏感に感じるようになっていきます。(鋭敏化)。

不眠や他の不快な症状が現れて体調が悪化すれば、それによる鬱状態などが二次的に発生し、失職や家庭不和、自殺につながることもある深刻な被害です。 

しかし、この被害はいまだ世間に一般に知られることは少ないのが実情です。

以下、「黙殺の音 低周波音」よりの引用です。詳しくは「黙殺の音 初めの低周波音被害者へ」をお読みください。

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あなたの騒音被害が、「普通の騒音被害であるか、低周波音による被害か」をチェックしてください。そして、自宅のブレーカーを切って音が止むかどうか一応確認してください。

あなたの騒音被害が、「自宅内からのモノか、外部からのモノか?」「普通の騒音被害であるか、低周波音による被害か?」をチェックしてください。

それには、なるべく静かな時に、自宅のブレーカーを切ってから、しばらく外でも散歩してから帰宅して、家屋内の音が止んでいるかどうか確認してください。 

 

普通騒音被害と低周波音被害との鑑別表

  

騒音

低周波音

音源

明らかに煩い騒音源が近くにある

”一聴”静かだが唸るような音を出しており、夜になり辺りが静かになると特に気になる

感覚

聞こえる

感じる、わかる

被害の表現

やかましい(うるさい)

苦しい(うるさい)

被害の実際

聴力障害(不定愁訴?)

不定愁訴(不快感)

被害の状況

戸外できつい

室内できつい

戸や窓

閉めたら楽

開けたら楽

テレビなど

楽になるとは限らぬ

つけたら楽

振動

伴わない

きついと伴う

個人差

少ない

著しい

普通騒音計

測定できる

測定できない

 

 

防音対策

耳栓

有効

無効(増悪?)

遮音壁

有効

かえって増悪

閉め切る

有効

かえって増悪

防音室化

有効

かえって増悪の恐れ

難易さ

対策は容易

対策は極めて困難

経過

慣れてくることもある

鋭敏になっていく

法的規制基準

ある

ない

参考 汐見文隆 著 「道路公害と低周波音」より(P.50

     

②次のような身体的被害が出ているかどうかチェックしてみましょう。ただし、被害の感じ方は騒音源の状況、低周波音に曝されている期間の長短、本人の特性により相当異なります。

 

低周波音健康被害(低周波音症候群)チェック

状況

1

近くに騒音源と思われるモノがある

2

被害を訴えるのが家族の中であなた一人か、皆ではない*

3

行政、騒音源側は取り合ってくれない*

心理的影響

4

低周波音、振動感が知覚されてよく眠れない

5

気分のイライラ感

6

騒音源などに対する攻撃的思い*

7

音、振動が止んでも続いているような感じ*

   生理的影響

8

胸の圧迫感・息苦しい・呼吸困難

9

食欲不振・吐き気

10

ふらつき・立ちくらみ

11

脈拍が速くなる・血圧の上昇*

12

頭痛・頭に帽子をかぶったような感じ

13

耳鳴り・耳の圧迫感・痛み・ふさがり感

14

目がクシャクシャする

15

目、鼻などからの出血*

16

肩の痛み・凝り

17

のどがはしかい

18

全身の圧迫感

19

手のしびれ

20

足が痛い・だるい

汐見文隆 著 「低周波公害のはなし」を元に被害者の声を参考に

管理人が一部追加(追加項目は*印)

                                 引用以上。
 //////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

当会は低周波音被害についてアンケートをとっており、以下に体調不良についての集計結果を示します多岐にわたる症状が現れますが、なかでも睡眠障害神経症状振動感が多いようです。 

 (%) (%)
睡眠が浅い 良く目覚める77.0振動感 頭69.0
不眠72.4振動感 内臓33.3
過眠12.6振動が止んでも続いているような感じ35.6
集中力の低下70.1胸の圧迫感 息苦しい50.6
うるささを感じる69.0倦怠感 疲労感55.2
気分がいらいらするといった現象70.1動悸51.7
明確な気分の動揺52.9全身の圧迫感31.0
自殺願望 騒音源の破壊願望40.2血圧の上昇13.8
耳の圧迫感48.3肩凝り44.8
耳鳴り42.5胸の痛み25.3
ふらつき 立ちくらみ めまい35.6肩の痛み20.7
耳のふさがり感31.0頸の凝り20.7
耳痛 奥25.3筋肉痛16.1
聞こえにくい11.5背中の苦痛11.5
耳痛 耳の後ろ11.5頸の痛み8.0
メニエール病4.6  
胃のむかつき  吐き気37.9  
食欲不振32.2頭痛 側頭部27.6
胃の不調26.4頭痛 前頭部23.0
体重の減少24.1頭に帽子をかぶったような感じ26.4
潰瘍性大腸炎1.1頭痛 後頭部25.3
目の異状16.1  
口/のどの違和感11.5  
鼻血6.9骨の痛み 頭・顔11.5
口からの出血4.6骨の痛み 四肢9.2
気管支炎 肺炎 喘息2.3骨の痛み 体幹3.4

                                2014年10月

低周波音被害からの避難先の選び方

低周波音被害者が避難先として賃貸住宅を選ぶときの留意点について

 低周波音被害者は避難先を選ぶのに一苦労します。避難するというのはもともと切羽詰まった状況ですし、そのような中で、転居先を決定することは、非常に骨の折れるもので、不安が大きいものです。当時の心細さを思い出します。実際、被害者の中には、5回、6回と転居せざるをえない方もいらっしゃって、転居に伴う経済的負担や心身の負担などを考えると、本当にお気の毒になります。
  事前に安全な住宅であることを確認するためには計測が必要なのですが、そのようなサービスを提供してくれるところは非常に少なく、費用も高額になります。
 ですので、転居先の決定は自分の感覚に頼ることになりますが、参考までに、避難をおこなった被害者としての経験から知りえたことをまとめてみました。

  おすすめはURです。もし、お住まいの地域にURがあれば、検討なさったらよろしいかと思います。
第一の理由は、URは礼金がなく、敷金が退室時に全額返却されますので、もし、入居した部屋に問題があっても、UR内で転室も可能となり、経済的負担が軽減されます(URは大規模のところが多いので、空き室があることも多いようです)。もう一つの理由は、URのような大きな団地であれば、周囲の戸建住宅や店舗等の影響を避けられます。戸建住宅や店舗はリフォームや新築、機器の買い替え等、いつ問題機器が導入されるかわかりませんので、平穏な生活が乱される危険が常にありますが、その点、URなど集合住宅では、機器が新たに設置されることはありません。
  ただ集合住宅では、生活騒音が近隣トラブルの原因となることが多いので、生活騒音が気になる方には最上階をおすすめいたします。その他、参考までに。

①大きな団地の中央にある棟(オール電化ではないことはいうまでもありません)。 ある被害者によるとエコキュートの低周波音は音源から30mほど届くので、戸建住宅に面する所は避けるということでした。また、低周波音被害者は電磁波にも過敏になることが多いのですが、団地群の中央であれば、周辺の携帯基地局などからの影響を受けにくくなります。そして、道路工事や周辺の建設工事の騒音についても、団地の中央部は距離があるので、軽減すると思います。
 
②・機械室、エレベータから離れたところを選び、屋上設備も確認してください。


このほかに何か注意点など、お気づきのことがございましたら、お知らせいただければ、ありがたく思います。(スタッフH)

追記)

③駐車場近くはエンジン音、ドアの開閉音の問題があります。また、子供たちのドッジボールや、キャッチボールの衝撃音は最上階でも気になりますので、駐車場や公園、広場近くも避けた方がうよいかと思います。
(kuma2chi様からご指摘いただきましたので、追加いたしました。kuma2chi様、ありがとうございました。)

④最上階は足音の響きは問題はないと思っていましたが、そうでもなく階下からの音も結構響きます。それでも中間階ほど問題にはならないと思います。これは、当初、階下が空き室でまったく足音は感じなかったのですが、その後、入居があって初めて、足音が聞こえるようになりました。ちなみに隣室からの音は感じたことはありません。隣室の非常ベルも遠くで時計のアラームがかすかになっている程度にしか聞こえませんでした。

「参照値」を下回っていたら低周波音被害は起きない?!

皆さんから頂いているメールやメッセージを拝見していますと…。
「低周波音」は今の日本には規制値がありません。
ただ、低周波音には被害があるかどうかの判断基準となる「参照値」というものが存在するだけです。

皆様が全国の自治体に対して低周波音被害を訴え、例えば低周波音を測定いただけたとして、この「参照値」を引き合いに、「参照値を下回っているので問題がない」と被害を切り捨てられてはいませんでしょうか??

この参照値は「基準値」ではありません。
環境省は、「参照値を基準値と混同しないように」という文章を各地方自治体に対し出しています。

http://www.env.go.jp/air/teishuha/H261226jimurenraku.pdf

消費者事故調査委員会のエコキュートの低周波音被害の報告書の中でも、地方自治体がきちんと対処すべき問題としています。

全国の各地方自治体の担当者の皆さん、参照値を下回っている低周波音でも健康被害は起きていて、参照値の低周波音被害に市の仲介し機器撤去に至った事例もあります。

自治体の皆さん、しっかり被害を解決してください。
被害者の皆さんも、諦めず、"地方自治体の当たり前の任務"を遂行してもらいましょう。



低周波音被害は「クレーム」ではなく、「製品事故」であり「公害問題」です。


「低周波音被害なんて初耳」「低周波音測定機器がない」「対応できない」という自治体の多い事…。
また、対策費用を被害者の方に払わせたり、「法的規制の範囲内」としらばっくれるメーカーの多い事…。
機器設置者もそれぞれで、低周波音被害自体を理解していない設置者も多いですよね。

被害者にとっては消費者事故調の調査報告書もあり、高崎エコキュート訴訟などの裁判での和解事例もできており、「解決されるべき問題」にほかならないのですが。

そもそもこの問題はれっきとした「製品事故」「公害」であり、国を始めメーカーや自治体が対応すべき問題であり、なのに対応しない者を説得できるほどの根拠も増えてきています。

個人としての解決交渉も大事ですが、今現在点在している被害者たちが集まり、集団となり解決への策を練っていく事も、根本的解決に向けては必須であると考えられます。

是非一緒に考え、情報を共有し、行動していきましょう。


低周波音被害に負けず、前に進みましょう!

NPOには毎日深刻な被害症状に苦しむ方々からの問い合わせメールが入っています。

事務局からのお返事を受け取られた方々、その後いかがでしょうか?

低周波音被害に気づき、解決への行動を起こそうとすると、「やるべきこと」が山積みになりますよね。

対設置者、対自治体、対メーカー、対消費者事故調査委員会…などなど。

被害に苦しむ中で、正直それらをこなしていくのはかなりしんどいと思います。

でも、解決(機器撤去!)できた会員は存在しますので、どうか希望は失わずに頑張っていきましょう(><)




朝日新聞DIGiTAL (私の視点)子どもの声 特別視せず騒音規制対象に

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11749962.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11749962

(私の視点)子どもの声 特別視せず騒音規制対象に 松井利仁

2015年5月13日05時00分


松井利仁さん  


 東京都は3月、環境確保条例を改定し、保育所などから上がる小学校就学前の子どもの声を、「音の大きさ」に基づく数値規制の対象から外した。

 背景には、子どもの声が騒音基準の数値を上回り、被害を訴える住民が法廷で争うようになったことがある。都議会では、条例の数値規制が「新たな保育所開設の障害になっている」「子どもの健全な育成を妨げる」といった意見が述べられ、報道でも「子どもの声を騒音とするのはおかしい」といった声が多く見受けられた。

 しかし、保育所周辺で生じている騒音被害は広く認識されているだろうか。保育所の設計・運用によっては、隣接する住居で毎日長時間、テレビの聴取や会話もままならない生活環境となり得る。実際にそこで暮らしてみないと被害は分からない。被害を経験していれば、「子どもの声を騒音とするのはおかしい」とは言えないだろう。

 都条例の数値規制はどういうものか。通常、環境騒音の規制値は、昼間の聴取妨害、夜間の睡眠妨害を防ぐことを主な目的とし、科学的根拠に基づいて定められている。重要なのは、自動車の走行音でも子どもの声でも聴取妨害や睡眠妨害は生じるという当たり前の科学的知見だ。

 都は今後、住民の「受忍限度」を超えるほどなら事業者に勧告や命令を出すという。しかし科学的根拠を欠いた条例で、保育所開設の際の十分な住民への説明や、適切な設計を行わない事業者への指導ができるのか。子どもの声を特別視した条例改定は、「子どもの声は受忍すべき特別な音」との誤ったメッセージを与えるのではないか。

 最も危惧するのは、「子どもの健全な成長」という美辞によって少数の被害者が「受忍」を強いられ、声も上げられなくなる事態だ。かつて「経済の健全な発展との調和」との美辞を伴う環境政策で多くの被害者が生まれ、今も大気汚染や騒音被害が生じている。

 行政には少数派であり弱者であるこのような被害者を保護する義務があり、そのために科学的根拠に基づいた各種規制値が定められている。数値規制は、行政の指導に従わない事業者に対する切り札として残しておくべきではなかったか。

 (まついとしひと 北海道大学工学研究院教授〈環境衛生学〉)
         
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