エネファームの据付けガイドブック


 2009年5月に発売されたエネファーム。その据付ガイドブックが2016年6月、やっと公表されました。
その正式名称は「運転音に配慮した家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの据付けガイドブック」です。

 2014年3月、神戸市議会一般質問での環境局局長答弁の中で、大阪ガスの見解が次のように述べられました。
「初代機は平成21年から24年3月の間に5000台販売し、苦情は5件ある。現行機1万台の販売であるが、苦情はない。現行機はポンプ類、次世代機は換気ファンを低騒音型に改良している。」

 すなわち、大阪ガスによると、「被害(苦情)は初代機のみで、次世代機、現行機は改良しているため、被害はない。」
しかし、事故情報データバンクシステムには初代機のみならず、次世代機でも第三世代機でも事故情報はあり、エネファームを改良したところで、被害の発生は止まらず、被害を否定できなくなったために仕方なく、このようなガイドブックが作成されたのでしょうが、被害を防止する一つの手段として、設置場所に留意する必要があることを認めたも同然です。

 2014年、管理人は自治体がエネファーム普及推進に向けて補助金制度を設けるのなら、エコキュートと同様、エネファーム据付のためのガイドブックを作ることを自治体から販売会社に求めるよう、伝えました。そして、自治体から販売会社の「今、作成中です」という回答を聞き、ずっと管理人は公開を心待ちにしていましたが、待ちきれずに2015年12月に「FCCJ」燃料電池普及協会に、ガイドブックについて照会しました。その回答は次のとおりでした。

 「 1.当協議会では「家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの据え付けガイドブックを作成して
   おります。
  2.当協議義会は会員の企業・団体等が燃料電池に係る取り組みの協議・協調・協力を目的して自
   主的な活動を進めており、活動成果は原則会員間での共有に限定されています。このガイドブッ
   クも、会員が自らが活用する目的で作成されたものであり、会員以外、公開されておりません。
   た、ガイドブックの活用、取り扱いは会員企業に委ねられております。」 

 せっかくガイドブックは作成されながら、会員(事業者)での共有に限定され、会員以外には公開されず、活用には程遠いものでした。「会員以外、公開されていない」とありますように、燃料電池普及協会の正会員は9社で、販売会社と製造メーカーのみですから、実際に工事をする施工会社や設置業者には届くはずもありません。
 それから、半年たって、ようやくこのガイドブックが公表されましたが、それでもこのガイドブックを普及させようという意志は協会にはまったくないようで、燃料電池普及協会のサイトにひっそりと記載されているにすぎません。末端の施工会社や設置事業者に届くには、どれだけの時間がかかるのでしょうか。無責任な設置、近隣への配慮のない設置を避けようという気持ちはないのでしょうか。

 エコキュートの据付ガイドブックは2011年に公開されましたが、2014年12月の事故調報告書でも、このガイドブックの施工会社における認知度の低さが指摘され、日本冷凍空調工業会は2016年4月、このガイドブックの周知に努力しているようですが、エネファームはなぜ、エコキュート被害を教訓にしないのでしょう。おそらく、業者は「エネファームはエコキュートとは違います。エネファームは安全ですっ。」と、エネファーム被害に目を閉じ、ただでさえ、普及がもう一つのエネファームの購買意欲を低下させるようなことはしたくないのでしょう。

 下図のように、エネファームの無理な設置をすすめる無責任な行為を業者にさせないよう、販売会社は注意してほしいですね。このサイトには、「設置する場所が限られていたため、・・・ご主人様と何度も打ち合わせし、納得をしていただいた上で、無事に工事日を迎えた・・・」とあります。さて、隣家は窓から数十cmのような場所にエネファームを置かれて、納得しているのでしょうか。もし、これでガイドブックにあるような移設を隣家から求められても施主宅には移設する余裕はありませんし、業者は「ご主人様」にどのような対応をさせることになるのでしょうね。

enefarm.png
 

 肺癌の治療薬イレッサは、販売直後、重大な副作用で死亡例が続出し、裁判にもなりました。しかし、多数の犠牲の結果、この治療薬は安全な使用方法が確立され、肺癌治療に欠かせないものとなったようですが、犠牲を最小限に抑えるために、事前に慎重な治験と、問題が発生した時に速やかに原因追究を行うべきであったと思います。
 新技術というものは、実際に使用されなければわからない不具合というものはあるものです。エコキュート、エコウィル、エネファーム等、被害が発生したのなら、事業者は被害を否定するのではなく、被害の原因追究に全力を挙げ、安全な機器の開発を目指し、被害が起こりにくくするために設置条件等を施工会社に注意喚起すべきであったと思います。せめて犠牲者をこれ以上、増やさないよう事業者は早急に施工会社や消費者にガイドブックの周知を図ってほしいものです。

 「こんな場所にもエネファームは置けますよ」というような、上記の写真がネット上から一日も早く消えることを祈っています。



 

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被害者の声(アンケートより)18

2016年8月13日現在、アンケート回答数は  230件です。
        アンケートはこちら

◆230  音源:不明 2016年8月13日
●●市役所環境課へ連絡したが無回答。市内の各所には風力発電所が多く稼働する過去には稼働差し止め請求訴訟事案があつたにもかかわらず市役所は全くの無関心で知識すら無い。
普通の騒音は迷惑条例違反で警察が動くこともあるが、低周波被害を訴えるのは非常に困難で、隣の住民には医者に診てもらうこと勧められた。耳鳴りなら断続的に聞こえてくることはない。
隣の住民には24時間稼働させてる複数の換気扇は一時的に停止して協力していただいたが、音源を特定出来なかった。周囲の温室農家に聞くが今24時間稼働させる機械はないとの見方。
しかし音源特定しないと問題解決にならずと測定器と思い調べると、驚くほど高価レンタルでも数日6万円。その上素人に測定は無理と判明した。被害者が単独で解決するのは困難と思われます。すでに隣の住民には迷惑な視線を感じている。飼い犬もストレスを受けてて辛そうなので転居考えています"

◆229  音源:エアコン 工場 商業施設 2016年7月14日
国が買い物弱者のためにコンビニを住宅地に建設する事に意欲的だそうだが大反対。私の発症のきっかけは某コンビニFの工事です。近隣に全く知らせることなく始まった工事が苦痛でしょっちゅう避難していました。今はコンビニの業務用機器の低周波音と振動に間断なく苦しめられてます。夏になりアイドリングも酷くなり店に苦情を訴えるのも数十回にのぼります。今日、担当の人間が持ってきた回答はアイドリングについては店からは注意しない、店の防音防振工事も防振ゴムをつけるだけ、だそうです。なんなら出るとこへ出てもいいと居直る態度はさすがブラック企業。低周波過敏症は現代の公害です。過去にも国はみぬふりして国民を●してきました。無責任な姿勢はとても先進国を名乗れる国ではありません。早く法の規制と罰則を!利益が出ればあとはどうでもいいという企業に私たちは殺されます。
 
◆228  音源:不明 2016年7月8日
健康を取り戻そうと20年前に医療効果があると謳った健康機器パワーヘルツを使用してから悪化しました。冷蔵庫、エアコン室外機、きっとエネファームなども無理でしょう。情報があったなら選ばなかったと腹立たしく思います。これだけの健康被害がはっきりしていながら基準すら定まらないとは。この国に絶望を感じます。

◆227 音源:エコキュート  2016年7月3日
市役所、国の機関、施工業者、機器メーカ、隣人等にも相談したが解決には至っていません。低周波が聞こえだしてからもう6年以上経ちます。いろいろな資料を集め、被害者の会にも参加し、訴えていますが何も変わっていません。
どうしていいか分からず途方に暮れています。
なんとかならないでしょうか?"

◆226  音源:太陽光発電 2016年6月30日
真剣に取り組んで欲しい。生活保護者なら国や行政にそれ以上の事は望まないし我慢しますが、住民税や市民税、所得税等の税金を払っているのだから安心して暮らせるように協力して欲しい。"

◆225 音源:商業施設設備 2016年6月29日
自治体は低周波音に関する知識と認識が薄すぎる。低周波音が確認されても尚その問題の切実さを認めようとせず、騒音を下げる事だけが自分たちの仕事であると言わんばかりに、低周波音問題を置き去りにした対策を相手に取らせようとする。いくら被害を訴えても、何も聞かなかったかのような酷い対応に何度も心が折れそうになった。自分たちは仲裁者ではなくメッセンジャーと言い切られたが、彼らにはその伝達能力もない。相手に被害の実態を伝えて欲しいといくら頼んでもトンチンカンな対応と極めて事務的な態度にウンザリするばかりだが、それでも頼らざるを得ない現状にストレスが募り体調も悪化の一途だ。これも被害をきちんと認めて周知しない国の責任だと思う。
 
◆224  音源:エコキュート ブロワーポンプ 2016年6月14日
はやく、取り締まるか、罰則をもうけて被害者を守るべきだ。

◆223 音源:不明 2016年6月4日

◆222  音源:不明 2016年6月1日
集合住宅です。
ブレーカーを落としても振動が続きます。こちらは工場が多いですが、私の住所の近くには工場はありません。
コンビニは300mくらいの位置にあります。鉄塔も近い位置にありますが、入居した時からあるので昨夜から急に引っ切りなしに音がするようになった原因とは思えません。家の中で音がマシな場所はあるのですが、それは玄関と水回りの場所なので、そこで過ごす事はできません。
2部屋ある居室空間で振動音がします。"

◆221  音源:工場 2016年5月31日
現在当に自治体と測定等動いております。未だ解決の目処は立っておりません。約3~4年低周波と思われる騒音で悩ませれて現在も進行形です。
自治体にお世話になっている最中で申し訳ないと思いますが正直測定の技術を含め殆ど素人と見えてしまいます。書面的な知識は其れなりと思いますが私としては自治体の測定技術を高めて頂き被害の相談が有ったら発生源の特定程度出来る技術は持って貰いたいと感じています。もちろんそこまで測定をするには其れなりの高機能の測定器が必要と思いますが海外出張で何千万,公私混同の公用車使用などいくらでも歳出出来ると思います。又低周波音の曖昧な参照値も考えて行くべきと思います。被害者としては1+1=2では無いと思っています。又私がそうなのですが工業地域,住宅地域等の区分けもいい加減見直しをするべきと考えます。アンケート内容は現在測定中につき解答出来ない所も有りりすみません。"


被害者の声(アンケートより)
被害者の声1   被害者の声2   ・被害者の声3 被害者の声4
 ・被害者の声5 被害者の声6  ・被害者の声7被害者の声8
 ・ 被害者の声9 被害者の声10 被害者の声11被害者の声12
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