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風力発電・低周波音被害についての勉強会

和歌山県海南市、紀の川市、紀美野町、有田川町にかけて、日本最大規模の風力発電が建設される計画があります。紀美野町の有志の方々が勉強会(講演会)を開催されます。


勉強会

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低周波音被害の解決までの交渉の経過について



低周波音被害の解決までの交渉の経過について

 

エコキュートと24時間換気システムによる低周波音の被害について解決に至ったという、嬉しいお知らせが届きました。交渉の経過について他の被害者の方の参考になればと、詳しく書いてくださいました。ブログ掲載にも応じてくださいましたので、ご紹介いたします。以下、HN名ちーちゃん様からのご報告です。

 

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201612月、隣りに新築が建つと同時に騒音(低周波音)が始まり、ハウスメーカーと我が家とで交渉をしていましたが、エコキュートのヒートポンプを我が家と隣接しない方向へ5メートル移設してもらえました。

騒音の原因は、隣家が設置したエコキュートのヒートポンプと、24時間換気システムでした。

  

交渉相手は建築のプロなので、何を言われても答えられるように知識を高めて、ネットから印刷して、たくさんの資料を準備しました。

  

★準備した資料

A社との話し合いで、使用した資料~

・診断書(精神科で低周波音による症状・耳鼻科で耳の検査)

・ヒートポンプ据付けガイドブック

・エコキュートのメーカー据付説明書

・消費者庁の事故報告書

・被害症状の記録と症状を記した手紙

  

☆その他資料~

・エコキュートに関する新聞記事

・建築ジャーナル

・消費者庁の各都道府県の消費者行政担当への依頼文書

・参議院の質問主意書

・汐見文隆氏の低周波音について

・井坂弁護士のブログ

  

 ★被害発生からエコキュート移設までの経過
  

2016
12

 ほとんど毎日眠れず、両耳を両手で塞いで、布団を頭から被り、必死で耐えていた。

2017
3

 私はエコキュートの仕組みを知らず、外見がそっくりなエアコンの室外機が原因だと勘違いをして、隣家に「エアコンの室外機がうるさい」と伝えてしまった。

4

 暖かくなりエアコンを使わない季節になっても、騒音(低周波音)が続いていたので、原因はエコキュートのヒートポンプだと気付いた。

 エコキュートの仕組みを電気店で聞いたり、ネットで原因と対処方法を調べたりした。

5

 市役所へ相談に行くと、

 「近隣のことなので話し合いが一番です。いきなり市を通して測定され

 るよりも、隣家も直接言われたいでしょう。」

 との対応だった。

 再度、隣家に話しに行った。前回、エアコンの室外機について苦情を伝えていたので、


 隣家は

 「エアコンを夜は早めに止めるようにしていました。エコキュートと室外機は全然仕組みが違いますよね。よく調べもしないで言えますね。

 もう来ないで下さい。 設置時に、騒音は大丈夫かどうかと業者に確認したら大丈夫ですと言われました。騒音があるなら商品として販売されていません。」

 と門前払いとなった。

  

 それから、隣家が、ハウスメーカーA社に連絡を取り、我が家とA社とのやり取りが始まった。

 隣家が騒音に気を遣ったようで、浴室の24時間換気システムを、夜は停止するようになった。突然騒音が小さくなったので、私はエコキュートの設定を変えたから、音が小さくなったとまた勘違いした。

 A社のその後の説明で、エコキュートの設定は一切変えておらず、換気システムを夜に止めただけと言われた。それで、騒音の原因は、ヒートポンプと浴室の換気システムの両方だったと判明。(我が家から2mのところに、隣家のエコキュートと浴室がある。)

 「冬が音が一番大きくなる季節なので、原因がはっきり判明するまで、長期的にお時間を頂きたいです。毎日確認しなくても良いですが、音が大きい日と小さい日があると思うので、うるさい日とかを、また教えてください。」
 A社は、「エコキュートの騒音は昔はあったけど、今は静音で無いです。」と、騒音問題が現在でも続いていることを全く理解していなかった。

8

 私たち夫婦とA社で話し合いをした。

 A社は、当家のような事になって、自分でもネットで調べてみて、初めて騒音(低周波音)を知ったように思う。

  

 以下、A社とのやりとり(赤字は当家、黒字はA社)

 ガイドブックに沿って設置されましたか?

「はい勿論です」

 当家との距離、土地の高低差、大きな窓、全て把握した上で設置されていますよね。ちょうど窓の高さにくることも分かっていましたよね? 一切、予想は出来なかったですか?

 「なかなか、高さを変えることまでは…。お宅も隣近所のことをそこまで考えて建てられていませんよね?」

  

 過去に裁判や新聞沙汰にもなっていることをご存知でしたか?

 「勿論です。」

 目立つけど道路側に設置してある家もありますが、どうしてだと思いますか?

 「一概に騒音が理由で、道路側に設置したとは言えないと思います。」

  

 据付け説明書を見せて、読まれていますか? 騒音の発生の可能性があるので、隣家から距離を離して設置すると知っていましたか?

 「はい勿論です」

  

 原因は低周波音なので、塀や防音をしても意味がないと思います

 外観を優先させていますか? 365日、毎日深夜に稼動すると知っていましたか?

 「東側に移設するのが一番だと思います。隣家もせっかくエコキュートを設置したので、効率よく使いたいです。移設するとホースが伸びて見た目が悪くなるので、東側に5m移設するのが精一杯です。」

 「使い勝手を考えて、風呂から近い位置に設置しました。周り全てのお家のことを考えて、間取りを決めた訳ではありません。うちの家にもエコキュートを設置しているので仕組みは理解しています。  

 製造メーカーB社に連絡をして、お宅が書かれた手紙を見せます。隣家に手紙は見せません。B社に不備が無いか点検確認をします。」

 (手紙のみA社が預かりました。B社に交渉で見せたようです。)

  

 移設しても効果が無かった場合はどうすれば良いですか?

 「どうすれば良いですかね…。」

  

 (A社は撤去を考えてはいなかった。昼間に稼動を変更することも考えてはいなかった。)

9

 消費者庁へ、ヒートポンプと24時間換気システムによる不眠症で、申出書を郵送で提出した。

 B社がエコキュートの動作と位置確認の点検をして、問題は無かったと判断した。

  

 後日、ヒートポンプを我が家と隣接しない方向へ5㍍移設して、隣家とA社が一緒に、我が家に謝りに来た。そして、A社が隣家に、浴室の換気システムを夜は停止してもらえるよう、お願いをした。

 A社からは、「エコキュートの中でも静音の機種で、今回騒音が発生したので、低周波音が原因だったと思います。これからも様子を見て頂いて、また何かありましたら連絡をして下さい。」と言われた。

  

 ★交渉を終えての感想

 騒音問題を、市役所、隣家、ホームメーカーが、一切理解をしていなかったので、理解されるまでにとても苦労をしました。隣家からは門前払いとなり、後に謝罪はありましたが、未だにギクシャクしています。

 第三者による証明で、病院の診断書は必要だと感じました。(精神科の通院は初めてなので、受診するのはとても勇気が入りました。)

 ネットの情報にとても助けられたので、お年寄りとかネットが出来ない被害者の解決は難しいと感じました。

 ハウスメーカーA社が、騒音問題を一切知らずに安易に設置したと認めれば、A社の過失となるので、騒音問題を知らなかったと認めることはありませんでした。

 私の中では、隣家と不仲になってでも、騒音を一生我慢するということは考えていませんでした。

 移設費用は、三者間で平等に支払う事になり、もしそれを断れば、裁判になると感じました。結局、費用はA社と隣家で負担してもらえました。

 自身が健康でないと、ハウスメーカーとの話し合いも出来ないので、(私は激しい怒りでずっと震えていた。)出来るなら寝室を移動させて、体調を回復させてから話し合いをした方が良いと思います。

 音を感じた日時や症状のメモも大事です。  

 

 ★最後に

 少しでも、何かのご参考にして頂ければ幸いです。

 移設してもらえて、被害者の中では、かなり恵まれていると思いますが、隣家から言われた言葉による心の傷と、平穏だった我が家で、突然被害に遭い、毎日隣家を眺めながら生活しているので、深い傷は癒える事が無いと思います。

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ちーちゃん様、ありがとうございました。






         
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Author:swimmy

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