低周波音被害の実態 3


 「被害者の自衛手段」
 
機器から生じた症状は単なる機器の改良、消音器では改善されることはない。被害者は毎日の生活を守る
ために自衛手段を講じることになる。
 
  夜を過ごすために外泊をする被害者もいれば、自宅を離れ、避難や転居をせざるを得ない被害者もいる。 住宅ローンを払い終えた被害者はまだ避難を選択することができるが、新居を取得して年数の経たない不運な被害者は深刻な被害にも関わらず、耐え忍ぶしかない。

 自治体の住まいの相談室等で、防音壁や防音室を作るよう助言され、工事をした被害者もいる。しかし、騒音には効果があっても壁を貫通する低周波音には有効な対策は無く、無駄な出費で終わることも多々ある。余程の大質量の壁なら防げるであろうが、非現実的であり、睡眠薬等を使用したり、台所のベンチで眠ったり、廊下で眠ったり・・・。寝具を家中、引きずりまわして、少しでも凌ぎやすい場所を探す人もいる。

 また被害のある自宅を売却したくとも、認知症を発症した家人がいては、環境を変えるわけにもいかないし、高齢故、体力の限界を感じて、複雑な思いを抱え、売却し、逃げ出した方もいる。
 
  人生のいろいろなステージで被害が起こり、被害者はそれぞれ、世代特有の問題を抱えている場合が多く、さらにその時々の家庭事情により、予想もできない悲劇が連鎖することもありうる。  (図表は3月23日更新)
 

 下図の補足) 自衛の手段の「その他」には、以下のような被害者が経験から知りえたものがある。
       ① BGMをかけたり、空気清浄器などを使ったりして、低周波音をマスキングをする。
       ② 冬でも、窓を開ける。(これは事故調報告書にもあるが、窓を開けることによって、音圧レベ
                       ルが下がることが確認されている)
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被害の実態     はじめに                             
被害の実態1    被害者の健康に対する訴え 
被害の実態2    被害者の年齢と性別     
被害の実態3    被害者の自衛手段     
被害の実態4    自治体の対応 
被害の実態5     音源について

      

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