エコキュート被害 注意喚起チラシを冷凍空調工業会が作成

 消費者庁事故調がエコキュートについての調査報告書を公表して、後数日で1年となる。確かに報告書は被害者にとって大きな意味のあるものであったが、被害者の現状はあまり変化がないように思われる。埼玉地裁では被害者が提訴をし、また関西では調停が不成立となった。そして、各地に、移設や撤去等を求めて難しい交渉を続ける人々がいる。寒さ厳しい冬は、被害者にとって最も辛い時期となるが、安心して過ごせる「我が家」を取り戻すためだけに多くの犠牲を払いながら、頑張っている。

 このたび、日本冷凍空調工業会は、据付のためのガイドブックに加え、下記チラシをサイトにアップした。
 事故調報告書は、ガイドブックの認知率が非常に低いことを指摘していたが、その点は改善されたのだろうか。いまだに、事故調報告書を知らない自治体職員もおり、ガイドブックを知らない事業者がいるようであるが、チラシが有効に使われ、トラブルの未然防止に役立ってほしい。それ以上に、被害を所有者に理解させ、被害者からの求めがあれば、機器の移設や撤去をするように伝えてほしい。所有者にも事業者にも「裁判をしてみろ」などと言わせないでほしい。
  また、設置場所についてガイドブックで適切とされた位置であっても、被害が生じる場合がある。事故調報告書では19事案のうち、3事案で機器が被害宅から10m以上離れていても、被害が生じている。

日本冷凍空調工業会 サイトhttps://www.jraia.or.jp/product/heatpump/t_guide.html より引用。

”家庭用ヒートポンプ給湯機「騒音トラブル未然防止注意喚起チラシ」をアップし
ました。エコキュートの設置場所を決められる際には是非ご参考にして下さい。”

日本冷凍空調工業会日本冷凍空調工業会2


騒音トラブル未然防止注意喚起チラシより引用

2014年12月19日に消費者庁消費者安全調査委員会より「消費者安全法第23条第1項に基づく事故等原因調査報告書(家庭用ヒートポンプ給湯機から生じる運転音・振動により不眠等の健康症状が発生したとの申出事案)」が公表されました。
その中で、「リスク低減」の対策として「未然防止」が重要とされています。設計・施工の際には以下の点についてご注意いただき騒音トラブルが起きないよう事前にお客様へのアドバイス等のご配慮をお願い致します。

①設置場所の選定
  ・お客様および隣接するご近所様の寝室の傍は避ける
  ・ヒートポンプユニットの近辺(上方向含む)に窓や床下通風口等の音の侵入口があれば極力距離をとる
  ・ヒートポンプユニットの周囲に極力スペースを設け、壁や塀で音が反射しないように工夫する
②据付けのポイント(製品付属の据付説明書に従って施工願います)
  ・運転音や振動が増大しないように十分な強度のある場所、強固な台に据付ける(防振ゴム等の対策も検討)
  ・水平に据付ける

③苦情時の対応について
  ・経年変化による製品の異常がないかの確認
  ・据付け場所の移動(変更) の検討
   裏面(次ページ)の「据付け推奨例」を参照願います。
  ・防音対策の実施


上記の詳細については、一般社団法人 日本冷凍空調工業会発行の「家庭用ヒートポンプ給湯機の据付けガイドブック」を右記QRコード
または下記URLより参照願います。
http://www.jraia.or.jp/product/heatpump/t_guide.html
  
 
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