「エコキュートやエネファーム……家庭用エコ機器の「低周波音」で健康被害が続出!」

「イグ・ノーベル・ドクター新見正則の日常」の「低周波音 健康との因果関係は?」は、低周波音被害者には看過できない記事でした。中野有朋著「あの音が私を苦しめる!?」という本は悪意と偏見に満ちた本ですが、新見氏はまるでこの本を読んで、低周波音被害をとらえたかのようであり、新見氏の見解に腹立たしさを覚えました。もちろん個人の見解ですから、勝手に言っておけばとも思いますが、やっぱり報道の影響は強く、私たち被害者をクレーマーとする従来の見方を助長するものは見逃すわけにはいきません。かといって、多分、反論しても糠に釘、暖簾に腕押しではありますが、新見氏がこれを機に低周波音被害に関心を持ってくださることを願っております。

  思えば、2011年のエコキュート高崎裁判の提訴時には、ネットではこの裁判原告に対する非難や中傷のコメントが並び、「クレーマー」「金目当て」「やっかみ」、「神経質」だとか、低周波音被害の実態を知らない方々が好き勝手に書き込みをしていました。私たち被害者はどれほど辛い思いをしたことでしょう。
 しかし、2014年12月の事故調報告書公表時や、2015年11月末の東京地裁のエネファーム被害者の提訴時のコメントでは、まったく反応が以前とは逆転し、私たち被害者も驚いたものです。この数年の間に、これほどまでに低周波音被害に共感を持つ人が増えていたことに感慨を覚えました。

例えば、低周波音被害についての記事に対する、以下のコメントをご覧ください。(赤字青字は管理人)

204
外壁2m距離でブーンブーンやられたらそりゃぁうるせぇよなw
204
低周波振動による健康被害は10年以上前から有るのに厚労省ムシ
174
広大な土地を所有している人だけお買い上げ下さい
153
神経質な人は時計のカチカチや人の寝息でも眠れないからね・・・
92
エコキュートの時と同じか?エネファームも
76
風力発電もダメ!とても眠れないよ。
71
例え環境保護と云え金儲けなら被害補償はするべき
62
低周波に耳栓は無効
51
代替エネルギーはムリ!水素も南米を犠牲にして嘘ばかり!!
43
設置場所や設置方法が悪いのでは振動を抑えれば気にならない


20
低周波を訴えると神経質な人で片づけられる。本当に辛いんだぞ!
14
症例が増えるほど低周波の人体への影響が明確になるだろう
11
風力発電なら人家から遠く離れて設置で解決。これは民家だから
8
高知の某国民宿舎の風力発電、とても眠れん!
7
大音量で車外に漏れる低周波音は犯罪もの。本人知らず
3
エアコンでも同じハズ!文句出ないのは自分の所も使ってるから?
3
高圧送電線の磁波が最も危険なのに何故問題にしない?
3
購入寺は低周波を確認や対策措置が必要なのね。
2
低周波治療器があるんだから健康に良いのでは!?
2
低周波=振幅大。それが臓器の固有振動数と一致し共振→吐


被害を肯定する意見が圧倒的に多くなっています。このように低周波音に対する世間の認識が過去とは一変しており、世間にこの被害が単なる近隣トラブルではなく、真の公害問題としてとらえられ始めたように思います。そして、以下のような記事につながり、なおさら新見氏の意見は「今更感」が強いものとなりました。

HEALTH PRESS
エコキュートやエネファーム……家庭用エコ機器の「低周波音」で健康被害が続出!」 
http://healthpress.jp/2016/03/post-2288.html から全文引用


「低空飛行する航空機の轟音や、幹線道路の車の音、街頭アナウンスや踏切の警報音……。今まで音による苦情や被害は、もっぱら「騒音」によって起きるというイメージがあった。
 しかし最近では、機械や設備などから出る静かな騒音、つまり「低周波音」への苦情や健康被害の訴えが増えている。周りが賑やかだとあまり気にならないが、静かになると低く「ブーン」と響いてくる、あの唸るような音だ。

 環境省によると、低周波音によって「不眠や食欲低下などの健康被害を受けた」と全国の自治体に寄せられる相談は、1980〜1990年代には年に20〜40件程度だった。しかし2000年代に入って急増し、2008年度には年に200件を超えた。

 とりわけ家庭生活の中で起きる苦情が増えており、背景には省エネ対策で急速に普及した「エコキュート」などの家庭用給湯機器や、「エネファーム」などの家庭用コージェネレーション(熱電併給)設備があるという。これらが発生源とされて、隣人同士のトラブルが裁判に発展するケースも出てきた。

ネットには被害者の集うサイトも
 「低周波音」とは1秒間に空気が振動する周波数(単位はヘルツ)が少ない、ごく低い音のことだ。人間の耳は個人差があるが、だいたい20〜2万ヘルツの音を感じることができるといわれる。

 わが国ではおおむね1〜100ヘルツの音を「低周波音」と呼び、その中でも特に人間の耳には聞こえにくい20ヘルツ以下の音を「超低周波音」と呼んでいる。

 低周波音は何も家庭用給湯機器だけから出ているのではなく、私たちの身近にどこにでも存在するものだ。たとえば自然界では大きな滝の水が滝つぼに落ちる音や、波が防波堤で砕け散る音に低周波音が多く含まれている。

 また、バスやトラックのエンジンや変圧器、ボイラーなどからも発生している(環境省「よくわかる低周波音」より)。https://www.env.go.jp/air/teishuha/yokuwakaru/full.pdf

 人の耳は周波数が低くなるほど感度が鈍くなるため、実際に感じることができる低周波音は大きな音であることが多い。ところが通常、人の耳に聞こえるほどの大きな低周波音が発生している場所は限られ、どこにでもあるわけではない。今までは問題が生じることは少なかった。

 だが、家庭用の省エネ機器は生活空間と至近距離にあるうえ、夜間に長時間稼働するため苦情に繋がりやすい。

 たとえば、昨年11月には、東京都練馬区に住む会社員の男性が、隣家が設置したガス給湯器の「エネファーム」から出る低周波音によって健康被害が出たとして、隣人に使用の差し止めを要求。さらに製造元などに損害賠償の支払いを求める裁判を起こしている。

 男性は「頭が痛み、耳鳴りがし、気持ちが悪くなったりする」と主張。「家に帰るのが嫌になる」と訴えた。

 インターネット上には低周波音被害者のサイトもあり「不快な騒音のため庭に出るのも憂鬱」「運転開始から室内に夜も昼も間断なくその音は聞こえるようになった」とされ、「わずか2カ月半で体重が7kg減った」「眠れなくなり、うつ状態になりそう」「めまいや胸の圧迫感、動悸、手足のしびれが起きた」などといった被害状況が書き込まれている。

消費者庁が因果関係の解明に動く

 こうした状況に国も動き始めている。消費者庁の消費者安全調査委員会は、2014年12月に隣家の「エコキュート」で不眠や頭痛などを発症したとする群馬県高崎市の夫妻の訴えに対し、「低周波音が関与している可能性がある」との報告書を公表。

 さらに昨年の11月には、同様に苦情が相次ぐ「エネファーム」や家庭用ガス発電・給湯暖房システム「エコウィル」に関しても、運転音や振動と健康被害との関係を調査することを決めている。

 一方、「エコキュート」の普及に取り組む一般社団法人・日本冷凍空調工業会は、設置業者向けのガイドブックで、「寝室のそばへの設置を避ける」「稼働音の反響を軽減するため壁から距離をとる」「隣家の窓と向き合わないように設置する」などの対策を促している。

 「健康被害との関連が不明でも苦情が出ている以上、注意喚起に努める」という。

 実際のところ、低周波音被害は人類が初めて体験する未知の疾患だ。確かなのは、技術の発達とともに低周波音を継続的に発する多くの機器が普及し、これに敏感に反応する人が増えてきたことだけだろう。

 低周波音による不調は頭痛やめまい、イライラ、胸の痛み、不眠など人によってまちまちだ。いわゆる「不定愁訴」であり、検査をしても原因となる疾病が見つからないため、心理的な問題を指摘する専門家もいる。

 現在これといった治療法はなく、原因を取り除く以外に方法はない。低周波音に強く反応してしまう人がいる一方で、まったく何も感じない人がいることも理解が進みにくい一因だろう。

 日本の環境政策を定める「環境基本法」には、「大気汚染」「水質汚濁」「土壌汚染」「騒音」「振動」「悪臭」「地盤沈下」の七つの公害が列挙されているが、そこに低周波音は定義されてない。だが、健康被害の訴えは年々増加しており、潜在的な被害者はもっと多いかもしれない。

 早期の因果関係の解明とともに、公的なガイドラインの作成と法整備を望みたい。」

以上引用。


スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

swimmy

Author:swimmy

カウンター