工場被害 解決-その後 3

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 当方の低周波音被害は、当家が“元の静穏”を取り戻すことによって、解消されましたが、その“失われた(奪われた)静穏”を取り戻すことが容易ではなく、当初望まなかった「裁判」まで起こす羽目となり、重い心理的負担と、裁判費用等の経済的負担も免れませんでした。それでも、「隣が工場」という環境までは変えることは出来ませんでした。そのような意味では、この裁判が「原告の勝訴的和解」とされてはいても、むしろ、「勝利的」なのは、裁判で訴えられても、自身のニーズに合った場所に工場進出を果たした「事業者」ではないかとさえ思います。

 

私は、被害に遭うことにより、この国の「条例」「法律」は、企業の営業活動を妨げないようにと基準が緩く、或は、法整備もしない(例、低周波音)など、“企業に有利”に出来ているとしか思えない現状に驚きました。そして、住民を顧みない企業が、法の網目をかいくぐり、工場、商業施設等での進出を果たすことで住環境が侵害されても、「法に触れなければ問題ない」と、住民を理不尽な立場へと追いやることも知りました。住民がそこから救われるのは至難の業です。

経済優先、企業優先の世の中にあって、企業がもたらす税収の前には、個人の人権などは塵に等しいのでしょうか。国民ひとりひとりの人権を尊重することなく、国の発展があるとは思えません。

 

 

当方の低周波音被害を「否定」しようとする勢力に対し、「何とか力になりたい」と心を寄せて下さる人々の存在がありました。有効な助言を頂いた友人知人、心ある医師、そして、快く「裁判」での弁護を引き受け、「解決」にご尽力頂いたI弁護士。このような災難に遭ったことは「不運」だと思っていましたが、その方々との出会いが解決に結びつく重要な転機となり、「不運」の中にも「幸運」があったことを今改めて思います。

 

当方の、4年余りにわたる工場による低周波音被害は、裁判での「和解」で解決となりましたが、その道のりで得た様々な教訓は、しっかりと胸に刻みたいと思います。

 

未だ被害の渦中におられる皆様に於かれましては、一日も早く低周波音被害から解放されますことを心より願っております。

(埼玉県入間市在住M.M



戻る 続く


 
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