「低周波音にあふれる未来生活」


風力発電建設に反対する会安岡沖洋上風力発電HPに 名古屋工業大学名誉教授 牧 巖氏の「風力発電に対する科学的論考 『それでも風力に賛成ですか?』 」が掲載されています。それより一部紹介いたします(p5後半)。前文はこちら

低周波音にあふれる未来生活

 今でさえ低周波音に満たされた私たちの生活環境は、この先さらに低周波音に溢れたものになりそうである。それはエコをうたいながら、その実低周波音を多く発生する新種の家庭電化製品の普及である(エコキュート、エコウィル、エネファームなど)。いま最も普及しているエコキュート(電気湯沸かし機)は、エネルギー効率が高い(?)として、政府が地球温暖化対策の一環に補助金まで出して推奨した(2001年4月製品化)。

 これはヒートポンプ方式を採用し、空気中の熱を利用して湯を沸かすものである。商用周波数60ヘルツを半分の30ヘルツ、あるいはさらにそのまた半分の15ヘルツに落としてコンプレッサー・モーターを駆動する。その分駆動音が低くなり、低周波となって人の耳に聞こえ難くなる。これが静音化といわれるものの実態なのだ。低周波音の持続時間はその分長くなる。この低周波音による被害を巡って隣人間で紛争が多発している。製造・販売業者は自らに不都合なことは一切言わないし、製造業者は製品知識をまったく持っていない。隣家との距離、設置の位置や方向に注意さえしていれば、被害を未然に防げたかもしれないのである。最近になって経産省はやっとこの問題の存在を認めた。

 これからの時代、自他ともが平穏な環境で暮らそうと思えば、音とりわけ低周波音に関する知識と高い意識が欠かせない。加害者にはむろんのこと、被害者にならないよう十分注意しなくてはならない。

 低周波音による健康被害は、現在の新たな公害である。そう遠くない過去に、この国は人命より経済を重視し優先させてきた結果、問題の早期解決の時期を失して被害を拡大させ、悲惨な大規模公害を次々と引き起こした。その影響はいまだに続いている。人間を含むあらゆる生命にとって、環境こそが至高の生存条件なのである。  


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23:No title
miyu様

コメントありがとうございます。メールもいただいておりますが、返信することができませんでした。宜しければ、こちらでお伝えいたしますが、いかがいたしましょうか。
22:
本当に、あのエコ…たる物体は、健康と近隣関係に 害の他有りません!
自治体も、逃げ腰…
被害にあったら、その苦しみは一目瞭然!

苦し過ぎる、エコです。。

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